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いつも使っているUSBメモリが4GBしかなく、あまりハイレゾ音源を入れられないことに最近気づいたボーダーです。こんにちわ。
今の感覚では「64GB」程度は欲しいかなと考えています。
ハイレゾ音源が大量にあるわけではないですが、4GBでは、ほとんど入れられない。24bit/192kHzなんて…。圧縮音源であれば、必要十分とは思いますが…。
さ、それでは、まず家族へのプレゼン資料を作ることにしましょう。我が家の財務省は厳しいですからね。よし、Wordを立ち上げてと…。
タイトル ”『なぜ、今64GBのUSBメモリーが必要なのか。』”
うわ。タイトルだけで分かる。説得できる気がしない。
さて、本日はエレコムのmicroUSBオーディオアダプター『EHP-CHR192』のご紹介です。
エレコム
microUSBオーディオアダプター(シルバー)【イヤホンつき】
EHP-CHR192GD
~商品概要~
エレコムの『EHP-CHR192』は、Androidスマートフォンでハイレゾ音源が楽しめるようになる、microUSBオーディオアダプターです。
およそ4cm四方の本体に、ケーブル直出しのアダプターとなっており、さらにエレコムのハイレゾ対応イヤホンが付属している商品となっています。
『意外にイイ音、エレコム。』
もう、すっかり浸透したこのキャッチフレーズ。オーディオアダプターだけでなく、高音質イヤホンも付属してくるということで、個人的にとても興味のあったモデルです。
商品名は「microUSBオーディオアダプター」ですが、「ハイレゾ非対応」のAndroidスマートフォンでも、EHP-AHR192を使うことで、ハイレゾ音源が聴けるようになるとのこと。
搭載のDACチップは、旭化成の「AK4430ET」。サンプリング周波数は、最大24bit/192kHzに対応しています。
クルクルと回転するクリップが装着されているので、スーツやカバンのストラップに簡単に留めることができます。
また、いたってシンプルなリモコンで、音量調整、曲送り・曲戻し、再生・停止が可能です。
接続対応機器は、Android端末の『micro USB端子を備えた、Android4.3以降で動作するスマートフォン』とのことです。
USB OTG規格対応機種であるかどうか、も確認の必要がありますね。
~レビュー~
さて、今回も実機をお借りして聴いてみました。
私の使用しているスマートフォンは、Googleの「Nexus 5」です。当時の愛機、Galaxy NoteからiPhone 5に乗り換えた翌日に発表された機種で、いろいろな意味で衝撃でした。まぁ、その話は置いといて。
聴いてみた音源は、いつものハイレゾ音源に加え、ついでに動画サイトの音声も聴いてみました。
はたして、そのサウンドは…。
まずは、付属のイヤホンだけで音を聴いてみます。付属のイヤホンは「EHP-CH2000」をもとに製造されているとのことです。
通常のサウンドについては、少し狭めの音場に、強めに出る中高音域が印象的でした。耳よりもさらに狭く、目の前よりも目の表面くらいの距離で聴こえる感じがしました。比較的低音も抑えて鳴る様子で、どちらかというとボーカル系、ポップス系に合う印象です。
普段使っているUltimate Ears「UE900」に比べると、解像度の点では劣るかもしれませんが、その代わりに高音域、ボーカルのクリアさは価格の割に、クオリティは高く聴くことができると感じました。
そして、イヤホンのケーブルの長さ。これは60cmということなのですが、EHP-CHR192と一緒に使わない場合は、延長コードなどが必要になるかもしれません。
パソコンや、プリメインアンプに接続して聴こうと思ったのですが、ケーブルが短く断念しました…。
では、続いてEHP-CHR192本体を装着。
本体を繋げることにより、そのサウンドはガラリと変わりました。まず音の分離、解像度が格段に向上します。
先程まで、近い音場で聴こえていたものが、ザザザッと周囲に広がり、それぞれの本来のポジションに陣取るようでした。このあたりは、これまで聴いてきたヘッドホンアンプと同じように感じます。
また、ボーカルなどの中高音域が目の前から離れることで、とても聴きやすくなります。音の角も優しくヤスリがかけられたように爽やかになり、はっきりした音の伸びと、粒立つサウンドを感じられるようになります。この時点でアコースティックサウンドにも対応できるようになった印象がありました。
そして、低音は質感アップ。控えめだった低音がグッと主張し始め、存在を感じさせるほどに躍動的になります。がっちりホールドされた、締まりの効いた感じとは違うかもしれませんが、先程よりも豊かに響く低音を感じられます。
EHP-CHR192本体を使うとここまで変わるか、と驚きました。
そして、操作性ですが、個人的にはそこまで悪くは感じませんでした。
初見では、曲送り/戻しとボリューム調整ボタンが分かり難く感じましたが、実際に使ってみると、意外と間違うことはありませんでしたね。
ちなみにボリュームは、スマートフォンと連動したボリューム調整となっていました。ボタンを押すと、スマートフォン画面にボリューム調整スライダーが表示されていました。
総合的には、
『意外にイイ音、エレコム。』
の通り、私の予想以上のサウンドを楽しむことができました。
私が新社会人として働いていた当時は、エレコムはパソコン周辺機器メーカーとイメージが強く、かなり廉価なイヤホンを作っているという印象しかありませんでした。それがいつの間にこんなことに…。
約1年前に『意外にイイ音』コンセプトから始まった、快進撃。下剋上。
こんなブランディングページも作成し、今では、私の中でエレコムは『新進気鋭のオーディオメーカー』と言えるくらい、その動向に注目したいメーカーであります。
そうえいば、こんなMMCXリケーブル対応イヤホンまで、製造しているんですよ。これは、もう本気なんだと。認識せざるをえないですね。
『意外にイイ音』から、次のコンセプトに昇華する時を、楽しみに待ちたいと思います。
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