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貴方のUSB-DACを“第二ステージ”に進めてみませんか?

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
最近、音に不満が出てきたというPCオーディオファンにも十分ご満足いただけるLUXMAN「DA-150」を取り上げます。“新世代のUSB-DACとはどうあるべきか”を感じることができるバランスの良い躍動感のあるサウンドを実現しています。

PCオーディオ需要が踊り場に!?

最近、PCオーディオが踊り場を迎えているとの噂も一部には聞こえてきますが、PCオーディオの可能性やそのサウンドの素晴らしさに惚れ込んだオーディオファイルは、今もグレードアップに余念がないのも事実です。

何度かのグレードアップの結果、海外製や国産の最新鋭の中高級USB-DAC機能を搭載したD/Aコンバーターをお使いの方もかなりいらっしゃいます。そして究極の超ハイレゾサウンドを楽しまれておられます。

当Joshin webでもMytek「BROOKLYN」や「MANHATTAN」、EXOGAL「COMET」、B.M.C.「Pure DAC MK2」などの海外勢や、LUXMAN「DA-250」、Accuphase「DC-37」など国産ハイエンド機がヒット商品となっています。

一方、数年前PCオーディオが話題となった時に、当時人気のUSB-DAC入門機をいち早く導入して、今もその機種を使っているのだが・・・。こんな方、結構多いのではないでしょうか?
  • 当初は十分満足していたが、次第に音に不満が出てきて最近はほとんど使っていない。
  • USB-DACの性能はこんなものかと諦めて、グレードアップを躊躇している。
  • PCMオンリーの機種を持っていて、DSDが話題になっているがあと一歩が踏み出せない。
  • 最新機種の性能が上がっているのは承知しているが、評判の良い機種は高価すぎて手が出せない。
  • PCを使うことでの不安定さ、煩わしさが鬱陶しくなって、音楽に集中できない。
  • CDをリッピングして再生すれば音が良いのは認識しても、CDプレーヤーの方が便利だと思う。
  • 配信サイトは増えたが、自分の好きなアーティストの配信がされず興味が薄れた。
  • USB再生に特化した機種しか持っていない、CDプレーヤーからのデジタル入力があればもっと楽しめるのだが。
  • USB経由のバスパワーのみの機種を持っているが、AC電源による低域の力強さが欲しい。
  • 高級ヘッドホンを十分ドライブできるヘッドホンアンプ内蔵型が欲しい。
ちょっと例を挙げてみても、PCオーディオファンの不満が私にはこれ程浮かんできます。最近のオーディオ業界誌(一般には販売していない雑誌)の記事にも、次のようなくだりがあって、正直私にはショックでした。その記事では・・・

《突破口を探る踊り場のハイレゾ》音元出版 Senka21 2016-08号より
オーディオでは、市場を牽引してきた「ハイレゾ」が正念場を迎えている。ネットワークプレーヤーも需要が一巡。なかなか新規層を掘り起こすまでには至っていないのが実情。お客様・販売店の双方において、わざわざ難しいものに時間を割かなくてもと、前向きな姿勢が後退している面は否定できない。リテラシーの高い人だけが対象になりがちな現状を打破するためには、“わかりやすさ”を大前提とした創意工夫が強く求められる。

確かに前述の様なご不満の結果が、PCオーディオ需要の踊り場を作ってしまったと言っても過言ではないと思います。

「DA-150」が貴方のUSB-DACを“第二ステージ”に!!

そこで、今回はUSB-DACを“第二ステージ”に引き上げるのに最適な、筆者一押しのUSB-DACをご紹介します。それはLUXMAN「DA-150」!すでに6月に発売され、当サイトでもヒット商品になっています。

LUXMAN「DA-150」は、2011年に発売され大ヒット・ロングセラーとなった「DA-100」のコンセプトを受け継ぎ、コンパクトな筐体(幅182mm)と本格的なヘッドフォンアンプを内蔵した音楽ファン向けのD/Aコンバーターです。

「DA-100」の発売から5年が経過し、ハイレゾの最新事情にマッチングする性能と機能を追求したフルモデルチェンジ機です。

この、スピードを要求されるハイレゾ機器の中で5年も生産が続いてきたのは、デジタルはともかく、アナログ部分の基本設計の良さから来る音の良さが「DA-100」にあったからだと思います。

「DA-150」は昨年末(2015年)登場した上位機種に当たる「DA-250」の内容を多く受け継ぎ、デジタル回路をはじめ、USB入力でのPCM:192kHz/32bit、DSD:5.64MHzへの対応、駆動力を大幅に向上したヘッドフォンアンプ回路とヘッドフォン音量を制御する電子制御アッテネーターLECUAを採用しています。

それではまずは「DA-150」のフィーチャーから

DACチップには「DA-250」同様、32bit対応TI(テキサス・インスツルメンツ)社製PCM1795を採用。USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.82M、5.64MHz) に、S/PDIF(RCA同軸、光TOS)入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応しています。

クロック回路は、44.1kHzと48kHz系列に独立した専用の高精度・低ジッターのモジュールを搭載。USB入力はアシンクロナス通信、S/PDIFは内蔵するDAIR PCM9211の高精度クロックにより徹底した低ジッターを実現できたと言います。

さらに機能としては、これも「DA-250」と同様、PCMは32bitデジタルフィルター、DSD音源のD/A変換方式として理想的な“アナログFIRフィルター”によるそれぞれ2種類の特性が用意されており、お好みの音調を選択できます。

ライン出力は、RCA1系統で出力は固定。前面パネルで一際目立つ“LECUA(電子制御アッテネーター)”ボリュームはヘッドホンの専用で、音質劣化の少ない音量調節の実現と、小音量時のレベル偏差の極小化、高精度でスムーズな音量操作を可能にしています。なお、本機にはプリアンプ機能はありません。

電源部には、ACアダプター等を使用せず、本格的内蔵型で十分な容量を確保して、各回路独立のレギュレーターを設け、音質最優先のハイイナーシャ (高慣性) 電源環境を作り上げています。


ACアダプターを使用しない本格的内蔵型電源部

フロントパネルは、同社の高級アンプと同じく精緻なブラスターホワイトの仕上げで高級感があり、ディスプレイも視認性の良好なディマー機能付き3桁7セグLEDを採用しています。

そしてシンプルで使い易いLUXMANオリジナルの高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」も用意されています。FLAC/ALAC/WAV/AIFFなど数多くのフォーマットに対応しています。


高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」

ここまで「DA-150」を見てきて、読者の皆様はすでにお気づきでしょうが、前述の私が予想したご不満の音質以外の部分は、ほぼ全てが解決していると思うのですが、いかがですか。

⇒「DA-250」についてのブログもご覧ください。

最後に

最後に、当社日本橋1ばん館にて常用のノートパソコンをUSB接続して試聴を行いました。

音質は、力強く厚めの中域、量感のある低域、歯切れの良い高域を聴かせてくれました。同社のハイエンドアンプの穏やかで、温かみがあり、空間表現を重視したものとは若干違いが見られ、若いオーディオ・音楽ファン向きにシフトしているように感じました。

また、上級機「DA-250」が、キツさのない透明感の高いサウンドで、自然な空間表現はクラシックを表情豊かに鳴らし、アナログ指向であったのに対し、「DA-150」の立ち上がりの良い生々しいサウンドはデジタル本来の音の良さを狙ったものではないかと思います。

バランスの良い躍動感のあるサウンドに、LUXMANが目指す“新世代のUSB-DACとはどうあるべきか”をはっきり感じとることができました。

「DA-150」は「次第に音に不満が出てきた」方にも、十分ご満足いただける最新のデジタルサウンドを実現しています。

コンパクトな設置空間でハイグレードなPCオーディオ環境を完結させ、USB-DACを“第二ステージ”に進めたい多くの方に自信を持って「DA-150」をお勧めします。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)


【ぐぐぐと広がる音場】Purist Audio Designのスピーカーケーブル『MUSAEUS』のご紹介です!

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いつもJoshin webをご利用いただき、誠にありがとうございます。


最近、夜が涼しくなってきましたね。

以前は、家に帰ったら汗だくだったので、まずはお風呂へGo!!だったのですが、今は就寝前でも間に合いそうなくらい涼しいです。


そして秋と言えば『味覚の秋』。

日帰りバスツアーに参加してみたりするのも気分転換に良いかもしれませんね。

日帰りだったら、「参加して逆に疲れた~」なんてこともなさそうです。


さて、本日はPurist Audio Design(以下、PAD)のスピーカーケーブル『MUSAEUS』をご紹介します。


完成品スピーカーケーブル(1.5m・ペア)
Purist Audio Design MUSAEUS SpeakerCable
MUSA-SPK1.5

~商品概要~

PADのスピーカーケーブル『MUSAEUS』は、ルミニスト・レビジョンシリーズのスピーカーケーブルの一つです。下位モデルに以前ご紹介した『GENESIS」がありますね。

『GENESIS」同様、MUSAEUSもPADのCryoMagトリートメント処理をされており、さらにMUSAEUSには「Ferox(金属粉体)ダンピング」が施されています。

代理店のページによると「過不足ないリアルな低音域と伸びやかな高音域」を楽しめるようです。


RCAケーブル「GENESIS」のブログの際も触れましたが、ルミニスト・レビジョンは2014年に登場したシリーズとなっています。

レビジョンA、レビジョンB、レビジョンC…そして2011年にPADの創設25周年を記念したプラエスト・レビジョンを経て、新しく登場したシリーズとなっています。

全てのケーブルの基本設計やデザインを一新し、ダンピング材の改良や端子の改良、組み立ての精度向上など、PAD史上最大のバージョンアップが施されているそうです。


それでは、そのサウンドを聴いてみたいと思います。

~レビュー~

今回もデモケーブルをお借りして聴いてみました。

音源は、CDからリッピングしたハイレゾ音源、ダウンロードしたハイレゾ音源を使用しています。


さて、一聴して感じたのは「音場がぐぐぐと広がる」ことです。

先程まで縮こまっていた音場が、1.2倍ぐらいでしょうか、横にも縦にも広がる印象を感じました。


低音域に関しては、重厚さと肉付きがガチッと増加し、より鮮明さとキレが増すように感じます。

スネアやドラムのアタックは、より強固さを感じさせ、余分な脂肪は削ぎ落とすイメージを感じました。ベースもじんわりと滲むような響きを聴くことができました。


さらに、ボーカルは前後感を感じることができます。

スピーカーの前の方にボーカルがスススと移動し、明瞭に聴くことができるのですが、ちょっとソフトなボーカルに感じました。スピーカーケーブル『GENESIS」では、高音域の印象が強かったのですが、 MUSEAUSではより中音域、ボーカルに焦点が合ったような感触です。

加えて、とてもソフトなサウンドというのが心に残っています。


また、ケーブルの取り回しについては、太めの寸法なのですが、ダンピング材の効果もあってか、柔らかく取り回しがやりやすい印象でした。


PADのスピーカーケーブル「MUSEAUS」は、キレの良い低音再生と、ソフトで明瞭なボーカルを楽しめるスピーカーケーブルと思います。

ぜひ一度、ご検討ください。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。ぜひ、ご一読ください。


ソニーのHDDオーディオプレーヤー『HAP-Z1ES』のご紹介です!

エアタイトのブックシェルフ型スピーカー『AL-05』のご紹介です!

SHIZUKAのスピーカーケーブル『CCL-1』のご紹介です!


それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしております。

【スクランブルテスト!】アクロリンクのケーブルを聴いてみた。

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いつもJoshin webをご利用いただき、誠にありがとうございます。

家では仕事の話はいっさいしません、ボーダーです。こんにちわ。


さて、本日はアクロリンクのケーブルを数本同時に借りることができたので、【スクランブルテスト】をやってみました。

ケーブル一つ一つをブログに書いていこうか迷ったのですが、ここは贅沢に一挙に書いてみようと思います。

詳細な商品紹介は割愛しますが、ご容赦ください。

某オーディオ雑誌の人気コラムのようにはいきませんが、少しでも参考になればと思います。


ちなみに、いつも使用しているラインケーブルはオーディオテクニカの『ARTLINK』シリーズの廉価なタイプです。

結論から言いますと、『まったく別モノの音』になったのですが…。


本題に入る前に少しだけ。
今回ご紹介するアクロリンクのケーブルはすべて、導体に「7N D.U.C.C. Cu(Dia Ultra Crystallized Copper)」を採用しています。
これは、三菱電線工業株式会社の開発による『オーディオケーブル用高純度銅導体』で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材なのだそうです。結晶粒は大きいほどに結晶と結晶の境界面が少なくなるので音質上のメリットが向上し、さらにX線照射の解析現象で金属の結晶方向を揃え、伸線行程やアニール処理などの製造工程を最適化することで、オーディオ信号の伝送に最適な方向性をそなえた線材となった…。
さらにこの導体は、独自の特殊アニール処理と高純度銅の特性により、余程の外部応力が無い限り、組織を健全な状態に保つことができるそうです。これを『セルフアニール現象』と呼び、電流が流れることによって、その作用が促進されて残留歪が減少。組織が回復し、より高音質化されるとのことでした。


もう、この時点で「7N Cuということは、不純物0.0000001%以下のすごい純銅なんだな。」という単純なラベリングはできない素材になっていますね。

ガッシリと手が加わった、超純銅なのです。


さぁ、それでは順番に見ていきましょう。



RCAケーブル(1.5m・ペア)
7N-A2030Ⅲ Pro RCA

7N-A2030Ⅲ Proは、RCAプラグのホット側に音の良さで高評価を得ている「ティルル銅」を中空構造に仕上げたセンターコンタクトピン、コールド側に「ベリリウム銅」を採用し、ダイレクトロジウムメッキが施されたRCAケーブルです。絶縁体は架橋ポリエチレン、シールドはUEW編組+銅箔テープとなっています。

一聴して感じるのは『ボーカルの安定度』。いつものラインケーブルでは、どこかザワつくような印象のボーカルが、しっかりと中央に安定し、ハッキリと聴こえが良くなるのを感じます。声の「暴れ」が無くなり、落ち着いて明瞭に。小さい『ツ』や『パ』などの破裂音が優しくなりました。ボーカルはスピーカーよりも少し後ろに腰を下ろすように感じられます。

また、「透明感」という表現が合うように、清らかさと伸びやかさがグンと向上します。

低音域は、アタックが強く、タイトであることは間違いないのですが、タイトさに加えて残響感も付加。しかし、それは嫌味のない残響で、ズバンと打ち抜くイメージでした。全体的なサウンドの解像度を大きく向上させるように感じます。



RCAケーブル(1.5m・ペア)
7N-A2400Ⅲ RCA

7N-A2400Ⅲは、RCAプラグのホット側に先程と同じく「ティルル銅」を中空構造に仕上げたセンターコンタクトピン、コールド側に「ベリリウム銅」、ダイレクトロジウムメッキが施されたRCAケーブルです。絶縁体は高分子ポリオレフィン系樹脂、シールドはUEW編組+銅箔テープとなっています

一聴して感じるのは、ベースとなるサウンドイメージは「7N-A2030Ⅲ Pro」と共通するのですが、ややボーカルがソフトに感じました。破裂音はよりソフトになりますが、ボーカルの位置は中央にしっかりと鎮座しています。

7N-A2400Ⅲは、低音のキレも素晴らしく、低音の深さや厚さが鮮明で、タイトな印象を感じられます。



RCAケーブル(1.5m・ペア)
7N-D5050Ⅲ INTERCONNECT RCA

7N-D5050Ⅲ INTERCONNECTは、RCAプラグのホット側に、こちらも同じく「ティルル銅」を中空構造に仕上げたセンターコンタクトピン、コールド側に「ベリリウム銅」、ダイレクトロジウムメッキが施されたRCAケーブルです。絶縁体はPTFE+架橋ポリエチレンの2層構造で不要振動を排除、シールドは銅箔テープ+銀メッキ軟銅線編組の2重シールドでノイズ対策を施しています。

このケーブルでは、ボーカルにさらに磨きがかかります。

一番感じるのは、ボーカルの距離感。アタックが強くなり、ボーカルの前後がとても鮮明に感じられます。スピーカーよりも前で歌うようなイメージで、明瞭。例えると「クリスタル」のような、自然な伸びを感じます。重なったボーカルにも、明確な距離感を持って聴くことができるので、音場も広くなり、解像感も向上しています。個人的にとても好きなケーブルでした。

低音も、前2モデルに並び、十分にタイト、残響感を感じられます。

他に気になったのが、ピアノの感触。持ち前の高い解像度が働き、とてもリアルで、鍵盤を弾く様子、跳ねるようなピアノを楽しめました。



RCAケーブル(1.5m・ペア)
7N-A2070Ⅱ RCA

7N-A2070Ⅱは、RCAプラグのホット側に、「ベリリウム銅50」を採用したセンターコンタクトピン、コールド側に「りん青銅」、表面のダブルバフ(鏡面)加工を行った後に銀メッキで下地を作り、ダイレクトロジウムメッキが施されたRCAケーブルです。シールドは銅箔テープ+UEW編組の2重シールドに加え、天然シルク糸を設置することで静電除去効果の向上と徹底したノイズ対策を施しています。さらにコネクターボディは、カーボンファブリックスリーブカバーとジュラルミン無垢材からの削り出しとなっています。

7N-A2070Ⅱは、7N-D5050Ⅲに比べて、ボーカルの前後感が少し薄まるように感じました。しかし、それ以外の雰囲気は7N-D5050Ⅲを踏襲しているようで、クリスタルのようなイメージを持たせるボーカル、滑らかで、声が重なるようなパートでも、しっかりと描き分けるボーカルを楽しめました。最も、原音に忠実なのかもしれません。

また、低音のキレも強く、ゴツゴツした固さを感じます。残響感は少なめでした。

このケーブルが、総合的にバランスが良いかもしれません。音場も広く、非常に使い勝手良く感じました。



RCAケーブル(1.5m・ペア)
7N-DA2090 SPECIALE RCA

7N-DA2090 SPECIALE(スペチアーレ)は、RCAプラグのホット側に、「ベリリウム銅50」を採用したセンターコンタクトピン、コールド側に「りん青銅」、表面のダブルバフ(鏡面)加工を行った後に銀メッキで下地を作り、ダイレクトロジウムメッキが施されたRCAケーブルです。絶縁体は高分子ポリオレフィン系樹脂、シールドは銅箔テープ+7N銅線編組+Noise BEATテープ+UEW編組の4重シールドとなっています。

この「Noise BEATテープ」は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の開発による、広帯域で放射ノイズ低減と外来ノイズ耐力向上の両方に同等の効果を発揮する高電磁波吸収性能を実現した磁性箔を積層した樹脂フィルムとのことです。さらにコネクターボディは、アルミニウム合金とカーボンファブリック、ジュラルミン無垢材からの削り出しとなっています。

さて、ここまで来ますと、ボーカルは明瞭さに加えてとても柔らかい、トゲのない聴きやすいサウンドを感じさせました。高音域の抜群の伸びとソフトなボーカルが同居し、「Jazzyなサウンド」を感じさせます。

そして「低音の重厚さ」。これも印象的で、ズンと覆うような低音に、強力なアタック感を感じます。…なのですが、ちょっと主張が強い気もします。



電源ケーブル(1.5m)
7N-PC6500

最後は、電源ケーブルです。

7N-PC6500は、ブレードに「ベリリウム銅50」を採用し、それを高剛性ガラスフィラー入りPBTのシャーシ、特殊樹脂をNC旋盤で削り出して振動を分散・吸収するスリットを入れたボディ本体と、アルミブロックから削り出した超重量級アルミリング、カーボンケブラーコンポジットスリーブ、そして特殊樹脂とカーボンケブラーの間に配置された真鍮を組み合わせた超重量級・大型コネクターを使用しています。絶縁体には高分子ポリオレフィン系樹脂、シールドはNoise BEATテープ、さらにアルミマイラーフィルムと銀メッキ軟銅線編組を採用しています。

感じるのは、低音のパワーUP。タイトな響きはそのままに、厚みがぐっと増すようでした。「ゴワゴワ」「ボワボワ」することはなく、ケーブルを交換する前の音をそのまま、一回りバルクアップしたようなイメージです。

高音域も自然な伸びをそのままに、肉感が増すようでした。


…いかがでしたでしょうか。某雑誌のコラムに影響されて、一度やってみたかったスクランブルテスト。

個人的に好きだったのは、7N-D5050Ⅲですね。ただ、全体的な帯域のバランスは「7N-A2070Ⅱ」が今回聴いた中では、最も良く感じました。


少しでも参考になればと思います。

RCAケーブルのグレードアップをお考えのお客様は、ぜひアクロリンクのケーブルをご検討ください。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。ぜひ、ご一読ください。


ジェフローランドのステレオパワーアンプ『Model 125』のご紹介です!

ソニーのブックシェルフ型スピーカー『SS-NA5ESpe』のご紹介です!

ラボラトリウムのスピーカーケーブル『Yter』のご紹介です!


それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしております。

Fundamentalのスモールモニターが「SM10Z」に進化&深化!?

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、スモールモニターの最終完成型と言えるFundamental(ファンダメンタル)「SM10Z(エスエムテンゼット)」を取り上げます。設計者の鈴木氏が自ら1台ずつカスタムメイドしているので、これ以上の信頼感はありません。

パワーアンプ「MA10」の開発者!鈴木 哲(すずきさとし)氏

Fundamentalはすでにご存知のように、SOULNOTE(ソウルノート)のハイエンドブランドとして2012年にプリアンプ「LA10」を発表、その後スピーカーシステム「RM10」を2013年に発売しました。

それらの開発者は言わずと知れた『鈴木 哲(すずきさとし)氏』で、その後プリアンプの開発から3年が経過した2015年末になって、ようやくパワーアンプ「MA10」の完成にこぎ着けたのでした。

その間の2015年9月1日、かつてSOULNOTEブランドを立ち上げ、その後業務委託という形をとっていた(株)CSRにSOULNOTEブランド自体を禅譲しています。

独立した際、Fundamentalが掲げた創業理念は、

①音楽の両輪たるハードとソフトを境目・切れ目なく扱う
②演奏者の発する楽音をリスナーの耳までもれなく届ける
③そのためのすべてのプロセスを担当する中で、高品質な音楽にかかわるハード/ソフトを提供していく

というものでした。そのために開発者の鈴木氏が自ら、Fundamentalブランドの全モデルを一台一台完全に手作りして、世に送り出しているのです。

氏曰く、過去にハンダを他の人に任せてみた所、音が変わってしまってダメだったそうです。それ位に微妙な作業であり、やはり自分がやらねばということになったようです。

最新情報!「SM10」が「SM10Z」に進化!!

そのFundamental製品のラインナップの中で、当初のSOULNOTEブランドが途中で Fundamentalブランドに変更され、唯一生産が続いて来たのが2010年発売のスモールモニター「SM10」です。この度その「SM10」が「SM10Z」に進化&深化したとの最新情報を入手しましたので、早速取り上げてみたいと思います。

従来機「SM10」は、同軸2ウェイ(ツイーターは5kHz以上を補強)ならではの明確な音像定位や広い指向性、サイズを超えたエネルギー表現が評価され、音楽制作現場でのニアフィールド・モニタースピーカーとしても、一般家庭での音楽鑑賞用としてもロングセラーを続けてきました。

今回発売となった「SM10Z」は、音楽制作現場や一般ユーザーからの様々な意見を参考に、細かな改良を積み重ねることで、スモールモニターとしての完成度を一層高めたのです。その細かな改良部分を次に見て参りましょう。

【従来機からの改良部分】
①過渡応答性に優れ、動的な剛性特性を突き詰めた『新ネットワーク』を採用することで、同軸2ウェイのユニット間の繋がりがよりスムーズになった結果、従来機以上にシームレスかつダイナミックな音楽表現を可能としています。
②入力端子にもこだわりを見せ、上級機「RM10」に使われている『高品位ロジウムメッキ』されたスピーカーターミナルを採用することで、低インピーダンス&定インピーダンスを実現し、小音量時の解像度が確実に改善されています。
③入力端子を支えるターミナル取付ボードも「RM10」同様、『アルミの削り出し材』を採用しています。これにより音楽信号の接点での損失を最小限にすることができ、スピーカー全体の剛性も高めています。またエンクロージャーの内容積の最適化も行われています。

【従来機からの踏襲部分】
同軸2ウェイユニットとエンクロージャーについては基本的に前作と同一です。
①エンクロージャー内の全面に特殊なヒダ加工を施すことで内部定在波を抑制し、必要悪とされる吸音材を一切使用していません。
②入力端子とユニット間の配線には、Fundamentalお得意のスズコートOFCを絶縁被覆なしの裸線として使用し、ストレスのない鳴りっぷりの良さを目指しています。
③丹念な11層ものピアノブラック塗装を施した18mm厚MDFエンクロージャーを採用しています。コンパクトな形状による強固さに加え、滑らかな仕上げにより音の回り込みをスムーズにすることで音の定位感を向上させています。
④Fundamentalのお家芸とも言える独自のスリット付きのスパイクピンを標準装備しており、3点支持とすることでスピーカーの剛性をアップし、ハイスピードな再現を可能としています。スパイクピンは長短3本ずつあり、前後で使い分けることでスピーカーの仰角の調整も可能です。
⑤バスレフダクトは底面に装備されており、ベースプレートとの間で音圧を圧縮して放出する(ロードをかける)ことで低域を補強しています。

このように従来機の優れた部分は踏襲しつつ、新しく手に入れたノウハウで僅かな弱点まで改善しているのです。そしてそこに鈴木氏の絶妙なチューニングを加えて完成したのが「SM10Z」という訳です。

それでは、鈴木氏に直接お電話で「SM10Z」に対する自信の程をお伺いしましたので、ご参考になさって下さい。

鈴木氏が語る「SM10Z」

最も効いた改良点は、アルミの削り出し材によるターミナル取付ボードだそうで、それによる内容積の微調整の効果もあり、低域が聴感上明らかに下に伸びたとのことです。スピーカーの筐体が強化されたことで、大音量時の暴れも抑えられ、小音量時の表現力や繊細感も確実に向上したとのことです。

また、ネットワークの改善により、従来機で若干感じた高域の暴れが抑えられ、抜けが良くなっています。低域から高域への繋がりがさらに良くなり、フラットで広帯域な周波数特性を実現できたと言います。三次元的な空間表現力も明らかに高まったとのことです。

最後に

従来機「SM10」にあった躍動感や定位の良さはそのままに、低域方向への拡大と高域の透明感や伸びやかさを向上させた「SM10Z」は、まさにスモールモニターの最終完成型と言える製品となっています。卓上モニターとしてだけでなく、比較的小スペースでのリスニング用としても、音楽ジャンルやスタイルを選ぶことなく、楽しくワクワクするようなリアルで超ハイスピードなサウンドを聴かせてくれます。特にボーカルの表現の細やかさは異常な程の生々しさです。

一般的な小型スピーカーとは異次元の「スタジオモニターとは何ぞや!」というサウンドを具現化して聞き手に突きつけるような、まさに“迫真のサウンド”とも言えます。従いまして、ゆったりリラックスして音楽を楽しみたい方には、本機はお勧めしません。

そして、何よりここが「SM10Z」の一番の売りですが、設計者の鈴木氏が自ら、受注後1台ずつ組立・調整・測定まで一人で行うカスタムメイドなのですから、これ以上の信頼感はありません。さらに責任の証としてサインまでして出荷されるとのことです。「SM10Z」は、まさに鈴木氏の“一台入魂”の作品なのです。

※「SM10Z」は受注生産品ですので、納期は受注後2週間程度となります。
※パーツ切れの際はさらにお日にちをいただく場合もあります。予めご了承下さい。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

【初心者から玄人まで】チューニングアクセサリ「Nordost」の「TD1」のご案内です。

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みなさま、こんにちは!

ハイエンドオーディオ」ブログをご覧の方は初めまして。
AVルーム」ブログもご覧の方にはこちらでもよろしくお願いします。
この度、両方のブログに登場することになった"とうふ"です。

さてもう9月も末に近づき、秋分の日も迎えましたね。
そう。。。もう『秋』なのですよ!

秋といえば、食欲の秋、読書の秋。。。そして『芸術の秋』!
我々オーディオを好きな人間にとって芸術=音楽と言っても過言ではないでしょう!

夏の暑い時期も過ぎ、比較的過ごし易くなってきた今日この頃。
夏の間に出来なかったオーディオ機器の入れ替えや機器のセッティング変更にオーディオの虫がウズウズしているのではないでしょうか?

と、いってもいきなり『さぁ機器を入れ替えよう!』や『セッティングを変更するぞ!』という人は非常に少数でしょうし、機器を入れ替えたとしてもそう直ぐには機器も本領を発揮しません。
そこで今まで持っていた機器を使う方にも、機器を新たに導入した方にもオススメしたいオーディオアクセサリ「TD1」はいかがでしょうか?

ノードスト
システムチューニング&セットアップ用ディスク
TD1

『アクセサリ』とご案内しておりますがこの商品、実は「CD」なのです。
が、しかし「なんだCDか」と侮るなかれ...このCDには様々な信号が収録されており、スピーカーの配置やセッティングのチェックにも利用できるのです!

なかでも私がこのアクセサリをオススメするポイントとして強くアピールのするのは下記のトラックが封入されている事。
トラック14の「System Degauss」、
トラック47の「System Burn-In」です。

トラック14の「Degauss」というのは磁力を現す「Gauss」に否定系の「De」が組み合わさった言葉。つまり磁力を否定=消磁を行います。
スピーカーやヘッドホンなどは長年使用していると通電する事によりユニット等が磁力を帯び、本来のパフォーマンスを発揮しないようになります。
が、このトラックを再生する事で溜まった磁力を発散し、ユニット本来の動きを取り戻します。
音が鈍っていたような印象が払拭され、スピーカーが少し若返ったかのような変化をお楽しみいただけるでしょう。
※なお、スピーカーだとウーファーが波打つように凄く動く場合がありますので驚かないようにご注意下さい。

次にトラック47の「Burn-In」は通電テストの意味があるようです。
が、オーディオ用語で言うところの「Burn-In」には機器の"慣らし"を行う「エージング」の側面が大きくあります。
本トラックには様々な周波数帯の信号が入っており、効率的なエージングを行うことが出来ます。
導入したばかりの機器類はまだ表現力はぎこちなく、その性能を十分には発揮しません。
そこでこの「TD1」を使用することで効率的にエージング時間を短縮することができるのです!
※ちなみに私は機器を導入した時にはこのトラック47を一日位かけてから機器のチェックするようにしています。

現在お持ちの機器をリフレッシュ、もしくは新規導入する機器を効率よく慣らし込む。
そのどちらの用途でも活躍できる「TD1」、ご自宅のライブラリにもいかがでしょうか?

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

【真空管の音楽性】城下工業の真空管パワーアンプ『SWD-TA10』のご紹介です!

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最近、気を抜くとしゃっくりが発生してしまうボーダーです、こんにちわ。


2,3日前のお昼前くらいだったでしょうか。咳き込んだ拍子にしゃっくりが発生し、そこから約10分止まらなかったんですね。

しばらくして治まったかなと思いきや、なんと何気なく立った拍子にまた発生。そこからまた約10分ヒャックヒャック。


そして、また何十分ほど経過して今度こそ…と思った矢先、またまた発生。

極めつけは、夜寝る前にお茶を飲んで発生。

トータルなんやかんやで、一日中しゃっくりが付いて回ったのでした。

いやはや、凄いストレス。いつ襲ってくるかわからないし苦しいし。この鬱陶しさと言ったら。

やはり運動不足で心肺機能が衰えているのが原因なのでしょうか。


さて、本日は城下工業の真空管バッファ付D級パワーアンプ『SWD-TA10』のご紹介です。


城下工業
真空管バッファ付きパワーアンプ
SWD-TA10


【商品概要】

『SWD-TA10』は、城下工業の展開するサウンドウォーリアの「SW Desktop-Audioシリーズ」のひとつです。

この「SW Desktop-Audioシリーズ」は【最先端のデジタル技術と高品位アナログ技術の融合】をコンセプトにしており、全ての製品がコンパクトな筐体にまとめられています。そして、その全ての製品に高い機能が詰め込まれており、ご自宅のデスクトップにコンパクトで、だけどガッチリしたオーディオシステムを組みたいお客様に、ぜひおすすめしたいシリーズなのです。


ちょっとラインナップを覗いてみましょう…。CDトランスポート、D/Aコンバーター、今回ご紹介するパワーアンプ「SWD-TA10」、果てはクロックジェネレーターまでラインナップにしています。

そして、その全てが、幅146mm、奥行き165mm、高さ40mmという寸法。

例えばシステム一式をシリーズ製品で揃えたとしても…。高さは200mm…、20cm程でデスクトップ上にまとめることができます。

コンパクトなオーディオシステムを構築したいお客様におすすめしたい理由が、お分かりいただけると思います。


さて、「SWD-TA10」ですが、プリ段に真空管12AU7を1本搭載したアンプとなっております。パワー段はD級アンプで15W×2を可能にしています。

ライン入力はアナログRCAを1系統、電源はACアダプターで供給、フロントに3.5mmのヘッドホン出力が搭載されていますね。

また、リアに「ACTIVE SPEAKER」という端子を装備。これは、真空管を通った後の信号を出力でき、パワードスピーカーで真空管サウンドを楽しんだり、もしくは通常のスピーカーとサブウーファーを併用する際にも使うことができるそうです。

さらに、フロントパネルは付属の六角レンチで取り外すことができ、横置き用から縦置き用に交換したり、シートとベースパネルの間に自作シートを挟み込み、デザインを変えて楽しむこともできるようになっています。面白い趣向ですね。


ところで、このSWD-TA10の製造過程について、メーカーの意向としては「真空管を使用する」ということが前提になっていたわけではないようです。

ただ、真空管の持つ音楽性や、暖かく醸し出される芳醇なアナログの感性が、音作りの重要なキーパーツとして選択肢に挙がったとのこと。

「良いものは良い。譲れないものは譲れない。」

と、半ば開き直ったかのような言葉がメーカーサイトにはありますが、『そういうこと』なんですね。多くは語らないと言うのか…。

音量を求めるのではなく、そこに音楽性を求めたい。豊かな音楽性。心に訴えかけるものを…。とも書いてあります。


単なるデジタルとアナログのいいトコ取り、なのではなく、あくまでも「音楽性」「感性」を追求した、生粋のオーディオコンポーネントなのです。


【レビュー】

さて、今回もデモ機をお借りして聴いてみました。

電源を点けるとこんな感じですね。

ちょっとカメラの性能の関係で、電源ランプが水色ですが、実際はもっと「青」に近いです。


サウンドについて、まず感じるのは「低音域がふくよか。空気にじんわりと伝わる」イメージでした。

残響感の身長が一回り高くなり、肉付きも良くなる印象があります。「ドシ」という印象ではなく「ドス」というイメージに近く、音楽全体に流れる芯のようなものが、躍動的な感じになります。それに翻って「低音域のキレ」という点では、少し薄まるように感じます。


高音域については、とても綺麗。とてもすんなりと楽しめます。

手嶌葵「明日への手紙」での女性ボーカル、高音域に注意してみましたが、斬り裂くような高音域ではありません。しかし、低音域と同じように、音楽全体の芯を掴むような、冬の早朝の青空のような、そんなサウンドを感じたのです。

アナログらしいというか、ひとつひとつのサウンド、『点』で勝負をするのではなく、サウンド全体という『面』で勝負をするようでした。

垣根が無い、上も下もじんわりと響くようでした。


ついでに、ヘッドホンアンプとしての実力はどうなのか聴いてみます。SW Desktop-Audioシリーズにはヘッドホンアンプ『SWD-HA10』が用意されているのですが…。

SWD-TA10は、ヘッドホンアンプとしてはちょっと物足りないかもしれません。

低音域は申し分なく、十分な響きと密度を感じるのですが、高音域が少しシャリつくような感触。それが音楽全体のバランスに対して主張が強いように感じました。


そして、外観。外観は非常にコンパクト&シンプルです。デスクトップに置いても景観が崩れることはなさそうですね。むしろ他の機種も揃えたくなるかもしれません…。

スピーカー端子はバナナ端子とYプラグ端子のどちらも使えるようになっています。



個人的に真空管のサウンドというのは、暖かさ・柔らかさ・優しさなどと表現されることが多いと思うのですが、SWD-TA10もかなり近しいイメージで聴くことができました。

デスクトップだけでなく普通のオーディオシステムとしても使いやすい、とても面白いアンプと感じました。

ただ、個人的にはやはりデスクトップでの使用に最適かと感じます。特に小音量時でのサウンドは、楽曲全体のまとまりが絶妙。デスクトップに載るくらいの小型スピーカーと一緒に試してみたいと、強く感じました。

ぜひ、一度ご検討ください。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。こちらもあわせて、ご一読ください。


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それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしておりま

T+A「DAC 8 DSD」 … ドイツならではのこだわりを感じさせるDACが新登場!!

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、昨年から日本でも本格的に取扱いが始まったドイツ発祥のオーディオブランド "T+A"から、DACプリ「DAC 8 DSD」をご紹介します。音楽を知り尽くしたエンジニアが、自然に音楽の美味しい部分を引き出そうと努力した結果が生み出した、"超一流製品"です。

T+A(ティー・プラス・エー)の製品が本格的に日本に登場!

ドイツ生まれのオーディオブランド T+A(ティー・プラス・エー) をご存知でしょうか。過去にマイナーな輸入商社が紹介し、日本でも一度製品が流通したことは記憶していますが、 昨年(2015年)の6月より大手の太陽インターナショナルが本格的な取扱いを開始したブランドです。

T+Aは、ドイツ語の「Theorie+Anwendung」、英語では「Theory+Application」と記し、その意味は「理論と実践」というお堅い、いかにもドイツらしい名前です。ここでは「理論を適用し製品を創る」という会社の理念を表したものです。

言い換えれば、発想し、創造し、さらに細かく突き詰めて高品位なハイエンドオーディオ機器を、厳しい要求を持っているユーザーに贈ることが、T+Aの理念ということになります。

T+Aの歴史は長く、1978年の創業で、ドイツ・ブルメスターやスイス・ゴールドムンド、英国・メリディアン、EARなどのハイエンドブランドとほぼ社歴が同じと言います。当初はスピーカーの製造からスタートしています。

全ての製品が「Made in Germany」であり、世界標準を楽々とクリアーした優れた製品で、各国の批評家から高く評価されているとのことです。

T+Aは、ドイツ北西部ヘルフォルトという都市に本社を構えており、研究開発部門に14人の科学者(物理学者、工学者、技術者)を擁し、合計約100人規模の総合オーディオメーカーです。同社の製品ラインナップは幅広く、9シリーズにも及び、内HiFi&ハイエンド機は5シリーズあり大型の真空管アンプまであります。

その数あるオーディオ製品の中で、従来日本国内には200万円前後の「HVシリーズ」のハイエンド・セパレートアンプのみが紹介されていました。スピーカーやユニバーサルプレーヤーなどもありますが、今の所輸入されていません。

そんな中、今年5月、8シリーズのD/Aコンバーター「DAC 8 DSD」が新登場しました。続いて6月には「AMP 8」も登場。いずれも27cm×27cmのコンパクトな製品で、トップとボトムには肉厚のある、見るからに高精度なアルミプレートが採用され、高級感のある仕上げの製品です。

本シリーズは、同社フラッグシップのHVシリーズのエッセンスを受け継ぎつつ凝縮サイズに納めた製品で、発売直後からヨーロッパで大変人気を呼んだとのことです。

「DAC 8 DSD」を試聴しました。

今回、DACプリ「DAC 8 DSD」を試聴する機会を得ましたのでレポートいたします。

「DAC 8 DSD」は、PCM(32ビット・8倍オーバーサンプリング)とDSD(T+Aの独自回路)に独立したDACを搭載しており、出力直前まで別経路で動作する仕組みで、これは同社の高級ディスクプレーヤーのDAC部分から、技術・回路を受け継いでいるとのことです。PCM/DSDのデジタル信号はコンバーターで処理される前に、独自のジッター低減ステージを通過します。

その後、DSDデータは直接コンバーターモジュール『True 1bit Converter』に送られます。DSD DACをPCM DACから完全に分離し、DSDデータにとって最高のアナログ変換を行うことで、DSDデータの特質を最大限に活かした再生音を堪能できるようになったと、T+Aの資料にはあります。

一方、PCM信号は、上級モデル「PDP 3000 HV」にも搭載されている『クアッド ダブル ディファレンシャル D/Aコンバーター』で処理されます。PCM信号に対しては4種類フィルターが用意されており、アナログ波形に最も近いと言われるビジェフィルターが搭載されています。

USB入力のサンプリング周波数は、PCMでは384kHzまで、DSDでは11.2MHz、さらに22.6MHzという超ハイスペック対応です。デジタル入力は、RCA同軸:4系統、BNC:1系統、AES/EBU:1系統、光TOS:1系統と豊富で、LAN端子もありますが、これはアップグレード時の受信用で、本機にはネットワークプレーヤー機能はありません。

アナログ出力は、RCAとXLRの各1系統が装備されており、内蔵ボリュームを使うことで、デジタルプリアンプとして機能します。リアパネルにはスイッチが用意されており、出力の可変と固定が切り換えられ、固定とすることでDACとして使うことが出来ます。今回は固定出力のRCA出力で試聴を行いました。

試聴は、「DAC 8 DSD」を自宅パソコンとUSB接続して主にUSB-DACとしてPCM/DSDのCDからのリッピングデータとハイレゾソフトで行い、CDプレーヤーのデジタル出力をS/PDIF入力して、一般的なD/Aコンバーターとしても使用してみました。PCM入力では4種類のデジタルフィルターの内、「1」のポジションで行いました。※切り換えることでサウンドのニュアンスは変わりますが、今回は固定して本機の実力を探ります。

まずは、いつものジェニファー・ウォーンズの「THE HUNTER」(44.1kHz/CDリッピング)から行いました。非常に伸びやかで、しっかりした安定したボーカルが聴けました。バックの楽器は位置や大きさが解る程に分解能が高く、繊細さの表現も格別でした。超低域は曇ることなくクッキリと再現され、重くない軽やかな弾むような低域につながっていました。

リヴィングストン・テイラー「ink」(96KHz/FLAC)の冒頭の口笛も抜けが良く、艶のある滑らかな自然なもので、続くボーカルもPCMソフトで感じるきつさは全くなくコクがあり、楽器との分離も明確でボーカルが浮かぶ感じが再現出来ていました。

一方、DSDではビル・エヴァンス「Waltz for Debby」(2.8MHz)では、演奏会場が立体的に再現され、音数が非常に多く、特に拍手のリアルさは格別でした。

アナログディスクからDSD(5.6MHz)にアーカイブしたソフトは圧巻の一言でした。サウンド全体が力強く、立ち上がりもすこぶる良好で、実に生々しく、演奏会場のエコー感や臨場感もとてもリアルに感じました。ボーカルには全く引っ掛かりが感じられず、非常に抜けの良いもので、まさにアナログそのものでした。

最後に

私自身、ドイツ製品のサウンドには勝手な思い込み(過去の製品で感じた)があり、神経質で几帳面なサウンドという、やや硬派なイメージを持っていたのですが、「DAC 8 DSD」のサウンドは、それらを微塵も感じさせない本格的なハイエンドサウンドとなっています。

この凝縮感のある小型の筐体には、上級モデルの技術とノウハウがつまっており、性能に対して非常に厳しい目を持つドイツならではのこだわりとクラフトマンシップを感じることができます。しかも高級機の多いドイツ製品にあってこの価格でこの性能を実現できていることには正直驚異さえ感じました。

音楽を知り尽くした耳の良いエンジニアが、あえてサウンドを演出しようとせず、自然に音楽の美味しい部分を最大限引き出そうと努力した結果の製品だと実感したのです。ドイツ製のデジタル機器の超一流製品が、日本市場に紹介されたことに拍手を送りたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

【大注目レコードアクセサリー!】arteのレコードクリーナー『RC-CAMP』のご紹介です!

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ボーダー

最近、ガムを噛み始めたボーダーです、こんにちわ。


眠気覚ましに噛むのもそうですが、もっぱら「食後」に噛むことを日課にしています。

というのも、ここのところ”胸焼け”というのでしょうか、喉より下のほうに淀みを感じており、なんとか解消できないかと。

アブラの多い食事を避けることもそうですが、どうやら食後の唾液が多く分泌されているタイミングで、ガムを噛み始めると良いそうです。

通常より多く唾液が分泌されているところに、さらに唾液が多く分泌され、そして、それが胸焼け症状に一定の効果を発揮すると…。


今のところ、効果は体感できておりません…。本当なんですかねぇ…。


さて、本日はarteのレコードクリーナーセット『RC-CAMP』のご紹介です。


アルテ
レコードクリーナー
RC-CAMP


【商品概要】

arteのレコードクリーナー『RC-CAMP』は、クリーニング用のターンテーブルと各種クリーニングキットがセットになった、この秋、大注目のレコードアクセサリーです。


RC-CAMPのセット内容は、クリーニング用ターンテーブルとクリーニング液と仕上げ液、クリーニングブラシとクリーニングクロス。

クリーニングセットとして、申し分の無い内容となっています。


そして、この中で最も注目していただきたいのは、「クリーニング用のターンテーブル」。

ターンテーブルという名前の通り、このテーブルは回転させることが可能であり、アナログレコードをセットして、テーブルを回転させながらクリーニングができるのです。


実はアナログレコードをクリーニングするという作業で、レコードプレーヤー本体やターンテーブルにレコードを載せ、自分の手で回転させながらクリーニングをする方が少なくないそうです。

レコードに彫られた音溝に沿ってクリーニングをしたいので、やはりプレーヤ本体にレコードを乗せてクリーニングするというのは便利…というのは分かる気がします。

しかし、この場合、プレーヤーの軸には大きな負荷がかかり、モーターにも負荷がかかったりと機器本体にとっては好ましくない状況であることも確かです。

このRC-CAMPは、このような状況から機器を守るためにも開発されたのではないか、と考えてしまいますね。

実際に、『こういうのを待ってた!!』というお客様も多いのではないでしょうか。


RC-CAMPの使い方は、直感的にお分かりかもしれませんが、クリーニング用ターンテーブルにレコードをセット。クリーニング液を使用し、ブラシで音溝の汚れを掃除。クロスを使って汚れを拭き取ったら、続いて仕上げ液で仕上げをする。という流れのようです。

クリーニング液は合成洗剤無添加で、植物系の洗浄成分を配合。仕上げ液には、純水をベースに帯電防止効果を独自配合した液体とのことです。

音溝よりも細い0.02mmのクリーニングブラシや、吸水性の高いクロスが付属されているので、レコード盤に本当に優しいキットになっています。


さて、現物について、私ボーダーはまだ触ったことがありません。

しかし、ハイエンドオーディオ担当「あさやん」によると、クリーニング用ターンテーブルは、『とても滑らかに回転し、非常にスムーズであった』とのことでした。

RC-CAMPのターンテーブルは手動で回すので、この回転具合がキモかと思いますが、信頼性は高そうです。


arteの『RC-CAMP』いかがでしょうか、レコードクリーニング用キットで大注目のアイテムになるかと思います。

また、今なら全国50セット限定で、クリーニング液、仕上げ液、クリーニングクロスが倍になった【発売記念限定セット】が好評発売中です。


ぜひ、一度ご検討ください。


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【機能満載のAVアンプ】デノンの7.2ch AVアンプ『AVR-X1300W』のご紹介です!

DALIの代表機種となった「OPTICON」の魅力を探る!

【まさに”エネルギッシュ”】ゾノトーンのスピーカーケーブル『6NSP-Granster 7700α』のご紹介です!


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画期的なアナログアイテムが誕生! アナログの歴史が変わるかも…

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、FIDELIX(フィデリックス)から誕生したトーンアーム『 0 SideForce (ゼロ・サイドフォース) 』をご紹介します。従来のオーディオの常識に一石を投じ、アナログの歴史が変わるかもしれない画期的なアイテムです!

FIDELIXが生み出すユニークな製品の数々!

FIDELIXの最近のヒット作と言えば、超高S/Nを実現した、知る人ぞ知るフォノイコライザーアンプ「LEGGIERO(レジェーロ)」や、トーンアームに密着合体する世界初のヘッドシェルとして話題の「MITCHAKU(みっちゃく)」があります。これらは他社では思いもつかない、例え思いついても挑戦できないような非常にユニークな製品です。いずれもサウンドはアナログマニアから認められる素晴らしい製品でもあります。

エンジニアの素朴な疑問からユニークな発想へ!

この様なFIDELIXのユニークな発想は、開発者(中川 伸氏)のオーディオ技術に関する素朴な疑問から生まれてきたものなのです。すなわち、オーディオの技術者やユーザーが、従来からやってきたことが本当に正しく、それが当たり前だと考えてきたことが本当に間違いないのか、との疑問から出たものなのです。

それらの原点こそ、1995年春に発表されるや一大ブームを巻き起こした、同社のCD音質改善装置ハーモネーター「SH-20K」です。それは最近のハイレゾブームの遙か前、SACD登場の前夜、CDの再生音に疑問を持った一人のエンジニアのユニークな発想から生まれたものでした。

その疑問とは、アナログとCDの音質の違いに対してです。当時CDが世に出てすでに10数年経過しているにもかかわらず、依然「音が固い」「音が冷たい」「音のエッジがきつい」「響きが少ない」「低音の分解能が悪い」「音が平面的」などなど、経験を積んだオーディオマニアほど、その不満が多く、一部のマニアのオーディオ熱は冷めつつありました。

そんなCDの再生音に不満をもつマニアが飛びついたのがFIDELIXの「SH-20K」(当時8万円前後)だったのです。原理は、その不満の原因を、当時誰も面と向かって言えなかった(今では、ハイレゾ音源の説明では当たり前ですが…)CDの高域限界(20kHzで急峻にカットされている)と結論づけた上で、20kHz以上にある種のノイズを付加することで解決したのでした。これによりCDに対するマニアの不満がかなりのレベルで改善できたのでした。

FIDELIX新製品トーンアーム『 0 SideForce 』とは!?

そのFIDELIXから最近発表された新製品が、これからご紹介しますトーンアーム『 0 SideForce 』です。残念ながら、私自身、自宅にはこの『 0 SideForce 』が使える環境がありませんので、開発者の中川氏に直接お電話でお聞きしました。

私がこのトーンアームを見て思い出したのは、遙か昔(20年以上も前)、オーディオ評論家の故 江川三郎氏がある技術雑誌で提案していたトーンアームです。

アームのオフセット角(※1)やインサイドフォースを無視してS字やJ字ではなく、パイプを真っ直ぐにしたストレートアーム(※2)を自作されたという記事のことです。そのアナログ再生の常識を覆した実験の結果は、「かつて経験したことがない程の素晴らしさであった。」と書かれていたことをはっきり記憶しています。

※1オフセット角:トラッキングエラー(レコードのカッティング時の針先は水平に移動するのに対し、再生時のアームは支点を中心に円弧を描くため生じる角度差)を少なくするために、カートリッジが少し内側に向くようにトーンアームが曲げられている。
※2 現在でもピュアストレート構造のアームは、ViV laboratory(ビブラボラトリー)などにもありますが、それらは高価であったり、固定式ではなくアドオン(置くだけ)タイプであったりで超マニア用のものでした。

当時、私自身はそれを体験していませんし、製品としても登場していませんので、ストレートアームの記憶は、頭の片隅にだけ残っていました。その後の私のアナログライフは「トーレンス+SME3009S2」というオーソドックスなプレーヤーでの再生環境がずっと続いて来ました。

中川氏が語るトーンアーム『 0 SideForce 』の魅力とは?


FIDELIXの中川氏は、トーンアームの開発当初は、オフセット角を付けたタイプのアームと、真っ直ぐなピュアストレートタイプのアームを併売し、ユーザーに選択してもらおうと考えていたそうです。しかし、比較試聴すると圧倒的な差があり、中川氏はオフセットアームは全く不要との結論に達したとのことです。さらに通常のオフセット角の半分(11.5度)のアームも試作したそうですが、それでも全く太刀打ち出来なかったとのことです。

氏曰く、ピュアストレートアームのサウンドは、低音楽器の明瞭度、力強さ、深さが圧倒的、劇的なものだったとのことです。この原因としては、レコード演奏ではフォルテシモ(音溝の振幅が大きい)では摩擦が大きくなり、この際レコード針は前方に引っ張られ伸びようとするのですが、オフセット角のあるアームに取りつけられたカートリッジのカンチレバーは、真上から見ると反時計方向に回ろうとするため、カンチレバーの根本がレコードの内周に寄って行こうとしているのだそうです。

この結果、音量の大小によってレコード針が前後するのと同時に、カートリッジ自体が左右に揺れる(サイドフォースがかかる)ことになり、時間軸がずれてしまうのだとの結論に達したそうです。デジタルオーディオでよく使われるジッター(もちろんデジタルとは周波数は全く違います)が、アナログでも音質を大きく左右していたのだと言うことです。

また、トーンアームは慣性を持っているため、早い周期(高音)では動きにくいのですが、遅い周期(低音)では容易に動いてしまいます。この結果、ピュアストレートアームでの低音楽器の再生において、地を這うような揺るぎない迫力で低音が再現されることになるのです。我々、経験の長いオーディオファンがかつて最終目標とした、マスターテープの音のような安定感だと言うことです。

従来からトーンアームの設計で最も重視されて来たのは、トラッキングエラーを可能な限り少なくすることでした。しかし現実には、サイドフォースの変動によって生じる時間の揺れの方が遙かに問題だったのです。『 0 SideForce 』では、サイドフォースが発生しようとしてもアームが水平に移動してバランスをとる動作をするので、通常のオフセットタイプのアームには必ず付いていたインサイドフォースキャンセラーも不要になっています。

アームの材質は加工が困難な硬質ステンレス(SUS304)で、宝石による軸受けを採用しています。さらに同社のヘッドシェル「MITCHAKU」によってカートリッジを確実に支えています。基本構造は宝石軸受けによるワンポイントタイプですが、左右のふらつきを回避するため、レコード側に錘を設けることで、支点の下20mmの位置を軽く接触させており、厳密に言えば2ポイントアームとも言えるものだそうです。

手に持つと若干ガタ(0.1ミリ程度)を感じるのはそのためのようですが、実際の演奏時には針先を含めた3点支持となり、極めて安定した曖昧さのない動作をするのだそうです。

このワンポイントサポート構造は、過去にはスタックスやサテンのアームに採用されていましたが、前述のガタが誤解を招くため、多くのメーカーは多数のボールベアリングを使用するジンバルサポート方式を採用し誤解を防いだのです。ただ、ベアリング構造では多点接触となるため、ミクロ的には動作も曖昧になってしまうという欠点がありました。

『 0 SideForce 』では、トーンアームの支点より先は前述のように非常にリジッドな構造にしていますが、支点の後ろのウエイト(錘)はゴムでオーソドックスに浮かすことで、僅かな共振音を排除しています。

最後に

このようにFIDELIXのピュアストレート・トーンアーム『 0 SideForce 』は、従来からのオーディオの常識に一石を投じる画期的なアイテムです。しかし、この恩恵に供することが出来るのは、自作プレーヤーやアーム交換が可能なプレーヤーをお持ちのごく僅かなオーディオマニアだけなのが実に残念です。アナログの歴史を変えるかも知れない画期的なアイテムなのにです・・・。

今回、我々が従来から当たり前、常識だと思っていることでも、今一度立ち止まって考えてみる必要があるとの認識を新たにしました。そして、アナログもデジタル同様、《時間軸の正確さ》が音の“肝”であると改めて納得した次第です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

まだ、こんなやり方もあったのか?マランツより新製品!オリジナリティ溢れるディスクプレーヤー『SA-10』登場!

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、マランツが久々に発表した、リファレンス・ディスクプレーヤー『SA-10』を取り上げます。先日、新製品発表会でじっくり試聴する機会がありましたので、詳しくレポートしていきます。

マランツが久々にリファレンスクラスのディスクプレーヤーを発表!


アナログレコード再生が話題となり、ファイルオーディオや音源のダウンロード配信が一般的となって、SACDはもちろんCDなどのデジタルディスクの存在感が急速に薄くなっているのを感じる今日この頃です。

しかし、今後アナログがかつての様な隆盛を極めることはあり得ないことですし、ファイルオーディオもスマホとヘッドホンでの再生がメインストリームとなりつつある現状からは、我々オーディオファンにとっては、今後もデジタルディスク再生が、アナログレコードや高規格ファイルオーディオ再生と並ぶリスニングソフトの主力であり続けることは間違いありません。また、そうあって欲しいと心から願うばかりです。

そんな中、マランツが久々にリファレンスクラスのディスクプレーヤーを発表するとのアナウンスがあり、9月某日、新製品発表会場でじっくり試聴する機会がありました。今回はそのオリジナリティ溢れる内容とパフォーマンスをリポートしたいと思います。

マランツ『SA-10』の魅力とは?

マランツ『SA-10』は、同社のフラッグシップとなるディスクプレーヤーの最新鋭機種です。マランツのこれまでのフラッグシップ機は「SA-11S3」で2012年の発売からすでに4年が経過しています。その「SA-11S3」をどう最新鋭機に仕立て上げたのか、興味のある所でもありました。この4年間でのデジタル環境の変化が劇的であったのですから・・・。

まずは「SA-11S3」のおさらいをしてみます。メカにはD&Mグループのオリジナル・エンジン「SACDM-2」を採用。D/AコンバーターにはTI(テキサス・インストゥルメンツ)製の「DSD1792A」を採用。そして、192kHz/24bit・アシンクロナスモード対応のUSB DAC機能搭載など、当時としては最新・最高の機能と性能を有したディスクプレーヤーとして、クラシックファンを中心にその音楽性の高さから人気を博し、ロングセラーとなりました。

新製品『SA-10』の最も注目すべき点は、《MMM(Marantz Music Mastering)》と名付けられたマランツオリジナルのディスクリートD/Aコンバーターを新たに開発し搭載していることです。普通、D/Aコンバーターは、ESS、旭化成、バーブラウン、TIなどの半導体メーカーのDACチップ(LSI)を採用しており、それらの高性能ぶりをメーカーはことある毎にアピールしているのが現状です。

それら既成のDACチップを採用するメリットは、開発費が抑えられ、LSI化により小さく出来ることから外来ノイズの影響を受けにくいなど数々あるのですが、その音質についてはDACチップですべてが決まってしまうような言い方も散見されるのが、気に掛かる昨今ではあります。

マランツのこだわり

今回マランツがオリジナルDACにこだわったのは、半導体メーカーに主導権を握られず“マランツが目指す音”を実現したいということや、同社のデジタル技術のノウハウを磨き蓄積することで、今後の製品開発にも大いにプラスになると考えたからのようです。

このオリジナルDAC《MMM》の最もユニークかつ注目すべき点は、CDやUSB入力されたすべてのデジタル(PCM)信号を、ここで一旦1ビットのDSDに変換するというのです。すなわち前段〈MMM-Stream〉では、独自のアルゴリズムによってPCM信号をDSDに変換してしまうのです。

もちろんSACDやDSDのファイル音源は直接後段に送られます。その後段〈MMM-Conversion〉では、シンプルなFIRフィルター(一種のローパスフィルター)を通過するだけですべてアナログ信号に変換されるのです。

前段〈MMM-Stream〉において行われるデジタルフィルター、ノイズシェーパー、ディザー、レゾネーターについてはユーザーによる設定の切り替えができ、24通りの組み合わせから好みに合わせて音色を選択することもできます。

また、後段〈MMM-Conversion〉との間にデジタル・アイソレーション回路を挿入することで、デジタル回路とアナログ回路が完全に分離され、ノイズ対策も万全としています。

プレーヤーメカには従来の「SACDM-2」に替わって「SACDM-3」が搭載されています。高剛性なスチールシャーシとアルミダイキャストトレーは継承していますが、今回新たにCD、SACDのほか従来機では不可能であったDSD信号(最大5.6MHz)などのデジタルファイルを記録したDVDディスクも再生できるようになったのです。一方、USB-Bや同軸デジタルまたは光デジタル入力が選択された場合、メカエンジンへの電源供給を停止して高音質化を図ってもいます。

さらに、今やハイエンド・ディスクプレーヤーにも必須のUSB-DAC機能は最新スペックを実現しています。最大11.2MHz DSDと384kHz/32bit PCMの入力に対応しており、DSDではASIOドライバーによるネイティブ再生と、DoP(DSD Audio over PCM Frames)の両方式に対応しています。もちろんアシンクロナスモードにも対応しています。

USBメモリーや iPod / iPhoneとのデジタル接続に対応するUSB-A端子をリアパネルに装備。PCやNASを使用せずにハイレゾ音源(最大でDSD:5.6MHz/PCM:192kHz)を再生することもできます。

DAC以降はフルバランス構成のアナログ回路としており、マランツ独自の高速アンプモジュールHDAMを使用して、すべてをディスクリート回路で構成しており、ハイスピードで情報量豊かなサウンドを目指したと言います。 ヘッドホン再生にもこだわりを見せ、ゲイン切替機能付きフルディスクリート・ヘッドホンアンプとすることで、メインのアナログ出力回路との相互干渉をも抑制しています。

新製品発表会の模様


『SA-10』の試聴は音響対策の施されたホテルの一室で、前作「SA-11S3」との比較試聴から始まりました。

まずはクラシックピアノのCDからでした。前作「SA-11S3」では輪郭を強調した音調で、立ち上がりは良いのですが、多少抜けが悪く、PCM独特の堅さが感じられるサウンドでした。

次に『SA-10』ですが、この場合、過去の経験から後に聴いた方が良く聞こえる場合が多いのですが、それには全く左右されない程の歴然とした違いがありました。

音全体がクリアになり、解像度が明らかに向上し、見通しがかなり良くなっています。「SA-11S3」にあった堅さがほぐれ、DSDの音調に近づいたとも感じました。これはやはりD/A変換の過程でDSD信号に変換されることとも関連があるのだと思います。

次にビッグバンドジャズのCDです。前作では低域が鈍く、重く感じられました。キレも今一歩で、大音量時の分離がもう少し欲しいと感じました。『SA-10』では、低域が弾むようになり、迫力のあるリッチなサウンドで楽しく、ノリの良い切れ味でした。

SACDのボーカルでは、前作は口が大きめで、低域も多少引きずる感じがありましたが、『SA-10』では口も程よい大きさになり、低域のヌケも良くボーカルがスッキリとして生々しさが出てきました。またボーカルと絡むギターは抜群で、その形まで見える程リアルなサウンドでした。

最後に聴いたDVD-RにDSD:5.6MHzで録音されたソフトは圧巻でした。それはSACD(DSD:2.8MHz)の倍の情報量があることから当然ではあるのですが、サウンドが一層深くなり、遠近感や奥行き感も格段に向上し、特に打楽器の立ち上がりの素晴らしさは、ライブ演奏を彷彿とさせる程でした。

最後に

このように、他社とは違う独自のアプローチによって果敢にチャレンジするマランツの開発姿勢に拍手を送るとともに、この完成度の高さは、国産ハイエンド・ディスクプレーヤーにまた一つの頂点が生まれたとも感じました。

さらにこのオリジナル技術を駆使して、よりリーズナブルな製品の開発にも大いに期待したいと思います。『SA-10』は10月下旬発売予定で、只今ご予約受付中です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

英国の懐の深さを感じさせる!おおらかで包容力のあるスピーカー SPENDOR(スペンドール)『SP200』の魅力を探る

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、英国メーカー「スペンドール」が初めて挑戦した大型フロア型スピーカー『SP200』をご紹介します。スペンドールの長い歴史と伝統に裏打ちされたサウンドを継承した“大人の音”を味わうことができます。

多くのクラシックファンに支持され続けてきた英国メーカー「スペンドール」

スペンドールと聞いて、まず「BC-II」が頭に浮かんだ人は、オーディオに豊かな見識をお持ちの50歳代以上の方だと推測いたします。なぜなら、「BC-II」は1973年(昭和48年)の発売なのです。当時、クラシックファンに圧倒的に支持され、10年以上のロングセラーを続けたスピーカーでもありました。

「BC-II」はBBC(イギリス公共放送)モニター系統のスピーカーで、縦長の3ウェイバスレフ型ブックシェルフで、ウーファーには世界的特許の真空成形工法によって作られたベクストレンコーンを採用。その黒光りしたコーンが印象的でした。

高域には定評のあった3.8cmドーム型ツイーターである「セレッションHF-1300」を、超高域にはドーム型スーパーツイーター「コールズ4001G」を搭載しており、コの字型のキャスター付きの専用スタンドがありました。

「BC-II」は、当時オーディオ界をJBLと二分していた同じ英国製のタンノイのサウンドとは対照的で、多少高域寄りの音色バランスで線が細く、非常に繊細なサウンドでしたが、そのバランスが多くの支持を集め、特に日本では雑誌等でも高く評価されたのです。チークのキャビネットで、ラベンダー・グレーの複雑な格子織りのサランネットの渋い外観も人気の理由でした。

話を戻しますが、スペンドールは1960年代BBCの音響研究開発部門のエンジニアとして知られたスペンサー・ヒューズが60年代末に創業したメーカーです。ブランド名は「スペンサー」と彼の愛妻「ドロシー」の名前を組み合わせたものだそうで、造語です。現在も振動板を含め、英国サセックス州ヘイルシャムで開発生産を続けています。

また、1970年代から80年代の長きに亘って一世を風靡した銘機「LS3/5a」は、放送用スピーチモニターとして、スペンサー・ヒューズがBBC在籍中の1960年代に基本設計したものに基づき開発され、スペンドールをはじめ、ロジャースやハーベス、KEFなどがBBCとのライセンス契約の元に、競合して生産された珍しいスピーカーシステムでした。

スペンドール初の大型フロア型システム『SP200』

今回ご紹介します『SP200』は、スペンドールでは初めてとなる大型フロア型システムで、同社最上位機となります。つまり“クラシックシリーズ”の最高峰に位置します。

30cmウーファーを2基(並列駆動)搭載しており、このウーファーのコーン素材は前述のベクストレンで、すでに40年の歴史を刻んでいますが、いまなお高いパフォーマンスを備えているのです。特に本機では大音圧、大振幅に対応するため、ケブラー複合のスタビライザードームを接合した新ユニットを採用しています。


最上部に位置するミッドレンジは、これも新開発で、18cm口径のポリマー(ep77)コーン振動板を採用し、中央部分には独立したフェイズプラグが装着されており、フレームもマグネシウム合金を採用して、非常に強固な作りとなっています。

ツイーターにはφ22mmのポリアミド・ドームを搭載。広帯域かつ広いリスニングエリアに対応しています。ネットワーク部品は高級機ならではの高品位パーツが使われておりクロスオーバー周波数は、標準的な550Hzと3.8kHzです。出力音圧レベルは大型の割には若干抑え気味の89dBとなっています。

エンクロージャーは大型システムでは珍しい密閉型で、これは素直な低域特性や大パワー入力への対応、さらに部屋との干渉を最小限に留めてくれるためとしています。ただ、堅固なフロントバッフルではありますが、従来からのスペンドール、さらにはBBC系モニターに通じる僅かに同調振動するタイプのサイドパネルによって、柔らかく温かみのある、魅惑のブリティッシュ・サウンドを目指したとしています。


機械的にダンプされた30mm厚の鋳鉄製ベース部は、鍛造鉄の支柱を介してエンクロージャーを確実に支え、高さ調整が可能な4本のスパイクが取り付け可能です。入力端子は独立したバナナプラグ対応の6端子で、トライワイヤリング接続が可能です。

従来“クラシックシリーズ”のトップモデルであった「SP100R2」とは横幅こそ同じですが、縦長の大型フォルムは過去のスペンドール製品を知るものにとっては驚くばかりです。

試聴しました

さて、『SP200』音質については、2016東京インターナショナルオーディオショウで試聴しました。


トライオードのブース

スペンドールとしては初めての大型フロア型であり、そのスケール感はかつてなかったものですが、そこはスペンドールです。これ見よがしに迫力で押しまくる大型フロア型スピーカーとは次元の違う、まさに“大人の音”とも言える、大らかで気持ちよく響くナチュラルサウンドでした。

また、最近のスピーカーの主流でもある「高解像度」「高リニアリティ」「ノンキャラクター」とは一線を画した、スペンドールの長い歴史と伝統に裏打ちされたサウンドを継承した、ある意味珍しいスピーカーとも言えます。

特に高域は、かつて人気を博した“ブリティッシュ・サウンド”を彷彿とさせる、ふくよかな温かいサウンドです。ボーカル帯域も人肌の温もりを感じさせ、スピーカーの大きさを意識させない自然なものとなっています。

そして、大口径30cmのウーファーを2基搭載していることから、さぞや低音が鳴り響くのではとの意に反し、スペンドール伝統の密閉型とすることで、低域はバスレフ型にある独特のピークやある種の癖もなく、なだらかに低域に向かって減衰させています。これこそ大型ウーファーとエンクロージャーとしつつ、素直な低域を狙ったスペンドールの独自の考え方だと思います。

最後に

『SP200』は、エンクロージャーを綺麗に鳴らし、ユニットは硬質系を避け、さらに密閉タイプにすると言う、“ブリティッシュ・サウンド”の王道を貫きつつも、かつてなかった大型に挑戦した、スペンドールのフラッグシップの名に恥じない完成度です。

スピーカーユニット以外は振動させないという、同じ英国のB&Wとは真逆の思想であることに大いに興味を持つとともに、同国の懐の深さ、多様性に改めて感心します。

高忠実度再生もオーディオの一つの方向ではありますが、あまりにも全てが同じ方向を向いてしまう業界に、一石を投じたスピーカーとも言えるのではないでしょうか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

デノンの新AVアンプ『AVR-X4300H』のご紹介です!

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ボーダー

”歪み”という漢字を「ゆがみ」というよりも『ひずみ』と読んでしまうボーダーです。こんにちわ。

オーディオあるある、ということで業界に携わっている方は、今頃、腹を抱えて大笑いしていることでしょう。

本当に最近は、ひずみひずみと読んでしまいますしね。

そんなに困りませんが…。


さて、本日はデノンの新AVアンプ『AVR-X4300H』のご紹介です。


デノン
9ch パワーアンプ搭載AVアンプ
AVR-X4300H


【商品概要】

『AVR-X4300H』は、現在のデノンのフラッグシップAVアンプ「AVR-X7200WA」の技術を継承した、デノンの新しいミドルクラスのAVアンプです。

ミドルクラスということで、他のモデル同様、Dolby AtmosやDTS:Xなどのサラウンドフォーマットに対応し、すべてのHDMI端子がHDCP2.2に対応しています。

また、4Kアップスケーリング機能も搭載し、DVDビデオやブルーレイディスクなどのSD/HD解像度の信号を、最大4K(3,840×2,160ピクセル)までアップスケーリングして出力することを可能にしています。

もちろん、映像のダイナミックレンジを拡張する技術「HDR」と、HD映像の2倍以上の広色域表現を可能にする「BT.2020」のパススルーにも対応しています。


それにしても、私、ボーダーも店舗などに行って、何の気なしにテレビなどをぼんやりと眺めることがありますが、本当に『4K』って綺麗ですよね。

ディスプレイに光沢感のある「グレア液晶」とかだったりすると、本当に写真が動いているようで…。

世界の景色、人の肌質、アーティストのライブ映像なども、今まで以上にパワフルに感じられます。

今、自宅で使っているテレビもまだまだ現役で使えるのですが、買い替えたくなってしまいますね。

とまぁ、それは置いといて。


AVR-X4300Hは、4Kなどの映像系だけでなく、ハイレゾ音源などにも対応しています。

5.6MHz DSD音源はもちろん、192kHz/24bitのFLAC音源にも対応しているので、音楽鑑賞にも使えそうですね。

また、音質系のスペックで見てみると、デノンの独自技術「AL24 Processing」も搭載しています。

これは、デジタル化された音声信号をハイビット化することによりアナログ波形に近づけ、ホールに吸い込まれるような残響音などの微小な音の再生能力を高める技術とのことです。

もともとは、2ch音声のためのビット拡張技術とのことですが、今回の4300Hではマルチチャンネル音声にも対応した状態で、搭載されているそうです。


これから冬の季節になりますし、映画を見ながらお菓子とか食べたら、楽しいですね。

AVアンプを検討中のお客様は、ぜひ一度ご検討ください。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。こちらもあわせて、ご一読ください。


デノンのプリメインアンプ『PMA-SX11』のご紹介です!

YAMAHAハイエンドスピーカーの歴史を変える実力機『330シリーズ』

摩訶不思議なアイテム『Λ(ラムダ)3.16 mini The Premium』を自宅で体験!


それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしております。

【コンパクトだけど多機能】HDMI入出力に対応したネットワークレシーバー「SX-S30」をご紹介します!

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みなさま、こんにちは!

ハイエンドブログでは約一ヶ月ぶりの登場となる、とうふです。

10月も半ばを過ぎ、家の近所の田んぼでは稲刈りが行われ「そろそろ新米の季節か。。。」
と通勤途中に食のことばかりを考えてしまっております。

新米を更においしく楽しむには。。。やはりこだわり機能搭載の炊飯器で炊きたくなりますよね!
そんな各社のこだわり炊飯器がお買い得で豊富、Joshin Webの特集ページはこちらより

さて、夏から秋にかけてはオーディオ界隈では新製品の季節でもあります。
中から今回ご案内の新製品はこちら。

パイオニア
ネットワークレシーバー
SX-S30

パイオニアから発表したてのネットワークレシーバーSX-S30です。

ありそうで無かった、HDMI端子を搭載した「ステレオ」ネットワークレシーバーとなります。
※ありていに言えばステレオ出力のみのAVアンプです。

最近はコンパクトボディに様々な機能が搭載されている、オールインワンモデルがじわじわと増えてきており、今後の単品コンポーネントの流れに新たなアクションを感じますね。

そこでまだ発売前ですが、本モデルのスペックから見る、とうふオススメのポイントをご案内します!

その①
AVアンプでもお馴染み「MCACC(音場補正機能)」を搭載。
AVアンプで培った音場補正機能をステレオ再生に特化させることで、2chとは思わせない臨場感を実現する。。。(と、思っています。)

実際、AVアンプでフロントスピーカーのみの設定にした時に近いのでは?と思っています。
と、なると当たらずとも遠からず、その効果は期待できるでしょう!
他メーカーのネットワークレシーバーとは一味違うサウンドを楽しめる。。。と半ば確信しております。

その②
アプリによる簡単操作。
「Pioneer Remote App」(iOS、Androidそれぞれあります。)を使用してアンプの操作を行えます。
入力切替やネットワークオーディオメニューなど、手元のスマホから簡単操作。
このあたりもAVアンプで既に体感されている方もいらっしゃるでしょう。

一度慣れたらもう戻れない、”手軽さ”です。

その③
本体の薄さ。
70mm(アンテナ含まず)という、驚きの薄さ。
昨今増えてきた薄型AVラックの中や、この薄さならばレコーダー用のスペースにも収めれるでしょう。

場所をとらない、だけど多機能。素晴らしいです。

その④
ネットワークオーディオ機能や、radiokoプレミアム等の豊富なインターネット放送の充実対応。
GoogleCastやradikoプレミアム等にも対応、と 家庭内のネットワークオーディオ以外にもインターネットオーディオ環境もこの一台で楽しめます。

最近はスマホや携帯プレーヤーのBluetooth機能を使用している人も増えており、必ずしもCDやPCがプレーヤーとして必要ではない時代になっています。
特に”手軽に”音楽を楽しむ目的だと『身近に持っているスマホから』というのは自然な流れなのかもしれませんね。。。

コンパクトなボディに盛りだくさんの機能を搭載しているSX-S30はこれからのリビング・オーディオ環境をお考えの方への回答の一つではないでしょうか?
面白さではこの秋トップクラスに面白い、SX-S30は現在好評ご予約受付中です!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

【機能拡張でさらに面白い】ソニーのHAPシリーズの最新ファームウェアが公開されました。

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みなさま、こんにちは!

引き続きハイエンドブログでこんにちは。のとうふです。
しかし最近は寒暖の差が激しくて片付けた夏布団を引っ張り出したり、冬布団をまた出したり、と大変です。
ちょっと出してまた直して、また直す時は布団を干して。。。は面倒ですよね。
そんな時重宝するのが布団乾燥機。とうふ宅の布団乾燥機もそろそろ寿命なので新しい機種を考えねばなりません。
そんな布団乾燥機の品揃えも豊富でお買い得なJoshin Webの特集ページをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は新製品のご案内。。。ではなく既存の製品をご紹介。
対象となるのはこちらの機種

ソニー
HDDオーディオプレーヤー
HAP-Z1ES

 

ソニー
HDDオーディオプレーヤーシステム
HAP-S1-S

ソニーのHDDオーディオプレーヤー「HAP」シリーズです。
音源にCDやPC、NASを使わず、"本体に内蔵されたHDD”を採用したソニーの意欲作。
※上位モデル「HAP-Z1ES」の詳細レビューは"あさやん"のハイエンドブログ過去記事をご参考下さいませ。

そして、このシリーズは感覚的にもPC等に近く、ファームウェア(内部ソフトウェア)の更新で機能拡張等が行えるのも魅力のひとつです。
購入後も楽しめる要素があるというのも"新しい”ですよね。
ちなみに今までの大きな更新としては。。。

第一弾がUSB接続のドライブでリッピング機能
PCを介さずCDをリッピングでき、音源はそのまま本体のHDDに格納されます。
※CDデータ取得もかなり精度が高い模様

第二段がUSBハブを利用することで、拡張用外付けHDDとUSBドライブの同時使用が可能
USBポートが1つしかないので、それまではリッピングのたびに拡張用の外付けHDDを取り外す必要がありましたが。。。
このアップデートでその煩わしさから開放されました。

そして今月公開された第三段の更新で
・音楽サーバー機能
・ソニー製USB DACへのデジタル出力機能
が追加されました!

音楽サーバー機能はやはり、HDD搭載機であるHAPシリーズの中の音源も別のプレーヤーで再生したい!」という要望が多かったからでしょうね。
私もオーディオイベントでソニーの方にいちオーディオマニアの視点から要望していました。
折角ダウンロードしたハイレゾ音源もHAPシリーズだけでしか楽しめないというのは勿体無いですからね!

そして次にUSB DACへのデジタル出力機能。
デジタル周辺は機器やチップの更新が早く、次々に新しい機種が発表されていきます。
ハイエンドオーディオの中では有償での「内部ボードの交換」等で対応してくれるメーカーがまだ良心的だったのですが。。。
HAPシリーズはなんと無償のファームウェア更新でUSB DACを直接接続できるようになったのです。※対応DACは現在「CAS-1」「TA-ZH1ES」となっています。

機能拡張でますます"遊べる"ソニーのHDDプレーヤー「HAPシリーズ」!
お持ちでない方は是非この機会にご検討下さいませ!

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真空管とMade in Japanにこだわった自信作 エアータイト創業30周年記念モデル『ATM-300 Anniversary』

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、エイ・アンド・エム(株)《ブランド:エアータイト》が、創業30周年を記念して発表した『ATM-300 Anniversary(限定モデル)』をご紹介します。先日開催された「東京インターナショナルオーディオショウ」で現物を見て、じっくり試聴も出来ましたので、レポートして参ります。


真空管の可能性に挑戦し続けてきたエアータイトのこだわりとは!?


エイ・アンド・エム(株)は、数多い管球アンプ専業メーカーの中にあって、国内生産にこだわり続け、会社組織で一貫生産する国内唯一のメーカーでもあります。会社、工場は大阪府高槻市にあり、熟練した人達の手配線にこだわった理想的なハンドメイドによる丁寧な製品造りに徹しています。

1986年(昭和61年)に誕生したエイ・アンド・エム(株)は、今年で創業30周年を迎え、同社のHPでは次のようにあります。(私も同社の考え方には全く同感です。)

『何故、デジタル全盛の時代に、真空管を使用した「こだわりのオーディオ機器」を開発するのでしょうか?約半世紀前より、時流は真空管からトランジスターへと移行しました。それは真空管の性能が劣っているからと言う事ではなく、大量生産、コスト低減等、単に近代工業生産のシステムに合わなかった事にあります。

量産化され商業ベースに流され、本来の夢を見失ったオーディオ業界。その中で1986年以来、レコード再生はもちろん、CDをはじめとしたデジタル音源が主流となった現在にあっても、“真空管アンプこそ、最高の音楽表現が実現できる”というポリシーに徹し、本当に音楽を楽しみ、使い込むことにより喜びを感じられるような製品創りを目指して来たのです。』

真空管からイメージされる【ノスタルジックなサウンド】から決別し、真空管の可能性に挑戦し続けてきたのがエアータイトです。それは、創業以来全くぶれる事のないポリシーに基づき、製品開発を続けてきた結果、日本国内のみならず、すでに海外30ヶ国に進出し、ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、香港等でも高い評価を受けています。

その洗練されたデザイン、安心感のある回路で、世界のオーディオファイルの感性を満足させて来ました。同社のアンプのボディカラーであるシルバー・グレーは、海外では“Air Tight Blue”と呼ばれ、その音質はもちろん、デザインでも多くのファンを魅了し続けて来たのです。従来から、日本のオーディオ製品のデザインが海外で評価されることが少ないこの業界にあって、希有なメーカーとも言えます。

広大なサウンドステージを生み出す『ATM-300 Anniversary』

『ATM-300 Anniversary』は、登場からすでに15年を迎えた同社の代表的な直熱三極管「300B」を使ったシングル・ステレオパワーアンプ『ATM-300』に、日本が誇る高槻電器工業の『TA-300B』を採用できたことで、その潜在能力を最大限生かすため、全てにメスを入れたといいます。

本機は、贅沢な高音質パーツをふんだんに採用していますが、安直にパーツだけを入れ替えたのではなく、回路構成からメインシャーシや機構部品までをも新造しています。

また、世の多くの[300B シングルアンプ]≒[ノン- ネガティブフィードバックアンプ(non-negative feedback)]という図式が広く流布されている中にあって、敢えて帰還(フィードバック)回路を選択しています。

通常、多くの帰還アンプが採用しているOPT(アウトプットトランス)の2次側からのフィードバックではなく、1 次側からフィードバックを掛けることにこだわったと言います。

その理由は、1 次側からのフィードバック(帰還ループに出力トランスが入らない)は、2 次側からのフィードバックよりも残留ノイズや歪率の点で不利ではありますが、あくまで音、音楽の出方、エネルギー感、勢いの面で、物理的に不利なトランスの1次側のフィードバックを採用する事に踏み切ったのだそうです。この当たりにも本機に対するエアータイトの思い入れが、並々ならぬことを感じます。

また、『ATM-300 Anniversary』では、シャーシに同社としては初めてスタットボルトを全面的に採用し、アンプ表面にネジの頭が露出しない実に洗練された外観となっています。このスタットボルトは最適なグランドラインを保証するという側面も持ち合わせています。内部はもちろん、音質を重視して基板を一切使わず、実に美しく手配線されています。

現時点での同社のノウハウやアイデアをすべて投入して、30周年記念の限定モデルに相応しい内容としているのです。『ATM-300 Anniversary』は、真摯に音楽を楽しむ道具として、敢えて時間的制約や予算という枠を設ける事なく開発が進められたのです。結果は、300Bに対する先入観を打ち破る、“広大なサウンドステージと迫真のリアリティを生み出すことに成功した”とのことです。

試聴しました。


東京インターナショナルオーディオショウの
エアータイトのブースの模様。
奥が『ATM-300 Anniversary』、
手前が来年1月CESで発表予定の211を使った
超弩級モノラルパワーアンプの試作機

さて、東京インターナショナルオーディオショウのエアータイトのブースでの『ATM-300 Anniversary』の試聴は、同社の人気小型スピーカー「AL-05(盆栽)」を使用し、ソースはアナログレコードで行いました。

そのサウンドは、とても10cmフルレンジとは感じさせない朗々としたもので、フルレンジならではの空気感や繊細感はもちろん、低域の厚みや力強さも大型フロア型とは行かないまでも、通常のブックシェルフ並のスケールがあるのには少々驚かされました。

さらにボーカルは圧巻で、柔らかさは生身の人肌を感じさせ、まさに肉声そのものでした。一方ジャズでも、到底9W+9Wとは思えない迫真のサウンドを実に生々しく再現したのでした。まだまだ大きなスピーカーを使えば、もっと音圧感も味わえ、オーケストラも十分ダイナミックに広大なサウンドステージを再現できるであろうと確信しました。

『ATM-300 Anniversary』は、真空管アンプに惚れ込んだオーディオファイルはもちろん、最高の音楽を、最高のサウンドで楽しみたいとおっしゃる耳の肥えた音楽愛好家にこそ使って頂きたい、“Made in Japanの至高の300Bの限定モデル”です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)


【定番2.1chシステムの復活】オンキヨーの新AVシステム『BASE-V60』のご紹介です!

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音楽を聴きながら、何かしようとするとなかなか物事が進まない。ボーダーです。こんにちわ。


さて、本日はオンキヨーの新AVシステム『BASE-V60』のご紹介です。


オンキヨー
ホームシアターシステム
BASE-V60


【商品概要】

『BASE-V60』は、スリムタイプのAVアンプと2.1chのスピーカーがワンセットになったモデルです。

本当にとてもコンパクトですよね。

システムの中心となるAVアンプも、幅が435mm、高さは70mmに抑えられ、フロントスピーカーも幅が102mm、高さは175mm、奥行き128mmとかなり小型にまとまっています。

これならテレビ台の横脇に置くことも可能かもしれませんね。

サブウーファーもセットですので、重低音もお任せあれ、となっています。


とてもコンパクトなシステムですが、搭載されている機能は十分なものとなっています。

まず映像については、4K映像に対応できるようにHDCP2.2に対応のHDMI端子を装備し、また通常のハイビジョン画質を4K相当にアップスケールする機能も装備しています。

この機能だけでもボーダーの中では、「おっ」と思わせるものですが、さらにBASE-V60は、

最新のUltra HDブルーレイで採用されている「HDR」にも対応。

抜け目ない。小さな本格派。まさに、その通りかなと思いますね。


そしてサラウンド面。

まず取り上げるのは「Theater-Demensional」。これは、壁などの反射音に依存するバーチャルサラウンド技術とは違い、人間が実際に音に知覚する伝達特性を基に研究・開発された技術とのことです。

『実際の音の認識』を基に作られているため聴き疲れしにくい自然な音の広がりが感じられるそうです。


また、そもそものセッティングについては、付属の測定用マイクを使い、自動的にスピーカーの数や、最適な音量レベル、視聴位置からの距離測定を行い、最適なセッティングに自動調整するそうです。

シアター環境構築が容易にできるので、とても便利ですよね。


そして、最新のサラウンドフォーマット技術「Dolby Atmos」と「DTS:X」にも、アップデート対応が予定されているそうです。

コンパクトさを超え、「小さな巨人」になってしまうということなのか…。


この他、5.6MHzのDSD音源、WAV、FLACなどの192kHz/24bitのハイレゾ音源再生にも対応しています。

radiko.jpなどのインターネットラジオ、お持ちのiPhoneやAndroidスマートフォンからBASE-V60を操作する「Onkyo Controller」にも対応しています。


オンキヨーの商品紹介ページでは『小さな本格派』という言葉がありましたが、はっきり言って本当に【小さな巨人】ですね。

映画などの視聴だけではもったいないほどの機能が満載の「BASE-V60」を、ぜひ一度ご検討ください。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。こちらもあわせて、ご一読ください。


プリアンプ最新鋭機『 Accuphase C-3850 』の全貌が明らかに!

【純粋で忠実なサウンド】ソニーのポータブルヘッドホンアンプ『PHA-3』のご紹介です!

【明るい曲にマッチ!】フルテックのスピーカーケーブル『Evolution Speaker Ⅱ』のご紹介です!


それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしております。

【シンプルだけど多機能】HR-X101-SCの魅力をご案内します!

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みなさま、こんにちは!

某レシピサイトでみた「たこ焼き機でアヒージョ」に並々ならぬ関心をもつとうふです。
それが理由で今、全国的にたこ焼き機が売れているとか。。。

そんなたこ焼き機も豊富で安い、Joshin Webの特集ページをどうぞよろしくお願いいたします。
※しかしたこ焼き機でアヒージョを作る事を最初に考え付いた人は天才ですよね。

さて今回ご案内の製品はこちら。

ティアック
ハイレゾ対応コンポ
HR-X101-SC
 

2016年1月に発売された、オーディオメーカーの老舗「TEAC」のハイレゾ対応コンポです。
構成としてはコンパクトなオールインワンのメインユニットに、小型スピーカーという至ってシンプルな組み合わせ。

現在ジワジワ人気の出ている本機をとうふ視点のオススメポイントでご案内します!

まずはセンターユニットの最大の特徴を、それは『見た目シンプル、そしてコンパクトなボディに不釣合いなほど多機能』でしょう。
・音楽CDはもちろん、MP3音源のCD-ROMも再生できるCDドライブ
・24bit/192kHz入力に対応したUSB-DAC搭載
・aptX、AAC方式に対応したBluetoothレシーバー
・ワイドFM(FM補完放送)に対応したFMチューナー
・比較的肉厚なフルアルミ筐体(アルミ筐体のおかげで縦置きにも対応)
上記の機能・特徴(まだまだ一部です)が(幅)182×(高さ)93×(奥行)221mmのコンパクトボディにぎゅぎゅっと詰まっています。
※寸法はメーカー表記

CDだけではなく、PC接続にも対応、さらにはBluetoothレシーバー機能まで搭載。
コレ一台で何でもこなせると言っても過言ではないです。

そして『本体サイズに合わせたコンパクトなスピーカー』
コレが思った以上に音が良いのです!
流石にサイズがサイズなのでオーケストラを臨場感たっぷりに...とは行きませんが、
小型スピーカーならではの反応の良さと音キレの良さで小気味良い表情が楽しめます。

筐体もしっかりしており、仕上げは単品販売モデルのスピーカーと同様の仕上げで高級感もある。
ケーブルの接続部も安価なセットにありがちなプッシュタイプではなく、バナナ端子などが使えるしっかりとしたものが採用。
アンプだけでなくスピーカーまでもが隅々までメーカーの熱意に溢れた製品ですね。。。

そして、しっかりと作りこまれているので単品オーディオのように
インシュレーターの導入
電源ケーブルの変更
等でさらに魅力を引き出せるでしょう!

『大仰なシステムはちょっと・・・』と思っている方にも、そしてこれからオーディオを始めたい方にも。オーディオの面白さをシンプル構成で楽しめる入門機として最適です。
そして既にオーディオをお楽しみの方には卓上で楽しむサブシステムとして。。。
しかし場合によってはメインシステムになってもおかしくない、ポテンシャルを秘めたコンパクトシステム!
シンプルだけど多機能、"この製品ならでは"の魅力に溢れた製品としておすすめします。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

ラックスマンから往年の銘機を想起させる!真空管プリメインアンプ「LX-380」、CDプレーヤー「D-380」登場!

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、ラックスマンから往年の銘機を想起させる標準サイズの木箱シリーズ!真空管プリメインアンプ「LX-380」と、CDプレーヤー「D-380」をご紹介します。

音質面でもデザイン面でもベストな組み合わせであり、真空管アンプ・CDを持つことの喜び、そして満足感を感じられるでしょう。


ラックスマンのノウハウと最新のテクノロジーを融合した『LX-380』と『D-380』

それはまだ“ラックス”と言われていた時代。今還暦を超えていらっしゃるベテランのオーディオマニアなら、恐らく一度は憧れた製品型番が「SQ-38シリーズ」でしょう。
※参照『 ラックスマン(LUXMAN)製品を語るVol.1

1963年、銘機としてその後一世を風靡する「SQ-38シリーズ」の最初期モデル「SQ-38」を発売。「SQ-38D(1964)」、「SQ-38Ds(1965)」、「SQ-38F(1968)」と続き、その「SQ38F」で名真空管50CA10を搭載、スピーカー タンノイⅢLZとのセットが黄金の組みわせと称されました。その後「SQ-38FD(1970)」、「SQ-38FD/II(1974)」とヒット作が続きました。

かく言う私も「SQ-38FD/II」のデザインに大いに憧れ、さらに上を狙って、ほぼ同デザインの真空管プリアンプ「CL-35II(1972)」と、真空管パワーアンプ「MQ-60」を手に入れたのでした。

これらは今も自宅試聴室に静態保存しています。そして今だにまったく飽きの来ないデザインでもあります。

今回登場した『LX-380』と『D-380』は、ラックスマンが過去から蓄積してきたノウハウと最新のテクノロジーを融合し、伝統的な木箱入りのデザインを採用した最新モデルです。

人気モデルであった前作「LX-32u(真空管プリメインアンプ)」と、「D-38u(ハイブリッド式CDプレーヤー)」が、モデルチェンジして登場しました。

前作の若干小振りな横幅40cmに対して、標準的な44cmと、往年の銘機(47.6cm)に近い寸法比となり、さらに魅力的なデザインとなったのです。

私自身、『LX-380』と『D-380』のサウンドは、東京インターナショナルオーディオショウのラックスマン・ブースで一応確認はしておりますが、広い部屋でのリスニングのため、細かなチェックが出来ていないことをまずはお断りしておきます。

ただ、すでに自宅で試聴済みの評論家諸氏の評価はすこぶる高く、《オーディオ銘機賞2017》では銀賞に選ばれています。

真空管プリメインアンプ『LX-380』の魅力とは?

『LX-380』は前述の「SQ-38」から数えて12代目となる最新の“38”です。外観は往年の製品をイメージさせるノブやスイッチ類が多用されており、これに16mmのMDFにナチュラルな突き板仕上げを施した、ロ(ろ)の字型の木箱ケースとくれば、もうラックスファンにはたまらないと思います。その存在感、懐かしさは所有欲を大いにそそられるはずです。


東京インターナショナルオーディオショウの
ラックスマン・ブース


回路的には、往年の“38”とは違い、プリアンプ部/フォノアンプ部を半導体、パワーアンプ部には真空管6L6GCを使いプッシュプル構成としたハイブリッド・プリメインアンプとなっています。

プリ&フォノアンプや制御回路には同社のプリメインアンプで実績のある高音質・半導体回路とすることで、オーディオ的性能と長期の安定性を確保し、専用のフォノアンプを買い足すことなく、最新技術によるアナログレコード再生が可能になったのです。

レコードの反り対策として往年の“38”にあったサブソニック・フィルターやモノラルレコード再生時に有効なモノラル・スイッチまで復活装備しています。

さらに、ラックスマンのオリジナル技術である88ステップにも及ぶスムーズなボリューム操作と高音質を実現した、電子制御音量調節アッテネーター“LECUA”を真空管アンプとしては初めて採用しています。この“LECUA”でこそ、過去の“38”では絶対に不可能であった、小音量再生時の繊細な音楽表現力が得られたのです。

パワーアンプの真空管回路には実績のあるムラード型のドライバー段と、繊細で柔らかな音色で定評のある出力管の6L6GCをプッシュプル構成で搭載しています。これは大出力を狙ったものではなく、真空管らしい艶やかさと厚みのある音質を目指したものと言います。

CDプレーヤー『D-380』の魅力とは?

プリメインアンプ同様のロの字型の木箱ケースを採用し、高音質CDソフトから情報量を可能な限り引く出すべく、最新のデジタル回路と前作のD-38uで好評であった、半導体と真空管が切替可能なアナログ回路を搭載したCD専用プレーヤーです。

半導体出力と真空管出力の切り替えが可能な所は前作同様ですが、本機では前作の機能をさらに進化させ、真空管出力では、ECC82によるバッファー回路に専用の大型出力トランスを搭載することで、適度な倍音成分を付加し、より密度の高い濃厚な表現力を獲得できたと言います。もちろん通常の半導体出力の生々しいサウンドとの違いが楽しめます。

デジタル回路は、TI(テキサス・インスツルメンツ)社の32bit対応のDACチップ“PCM5104A”を採用。DACに内蔵されたデジタル・フィルターによって2種類の音色を切り替えての再生も可能です。クロックの揺らぎを軽減する専用のジッターリダクションICを新たに搭載し、高音質化を図っています。

ドライブメカやシャーシ構造も前作から一新しており、メカの安定した信号読み取りをサポートする8mm厚の無垢のアルミベースと、アースループの発生しないループレス構造のシールド付きボックスシャーシを採用し、最新のデジタルプレーヤーとしての基本性能を大幅に向上させているとのことです。

音質は?

『LX-380』は、これ見よがしに真空管サウンドを狙ったものではなく、同社の人気純A級アンプに通じる音楽性豊かなものです。前段にトランジスターが使われているお陰で、非常にS/Nが良く、透明度の高い、真空管アンプとしては画期的なサウンドです。

しかし決して分析的なそれではなく、そこは真空管アンプの真骨頂である、音楽を楽しく聴かせる能力は抜群です。いわゆるオーディオ業界で言う“売れ線”アンプの条件をすべて満たしていると見ました。

『D-380』の魅力は、やはり真空管出力でしょう。前作の真空管出力はカソード出力であったため、半導体出力との音質差が微妙なものでしたが、今回は出力トランスを通した出力としているため、非常に中域の充実した伸びやかな音楽性豊かなサウンドとなっています。まじめでデジタルらしい半導体出力に対して、その差が明確になっています。

やはり、音質面でもデザイン面でも『LX-380』と『D-380』の組み合わせがベストマッチングです。「LX-380」「D-380」は、真空管アンプ・CDのもつ音楽性、有機的なサウンドを、そして真空管アンプ・CDを持つことの喜び、満足感を与えてくれるでしょう。

ラックスマンの往年の銘機を想起させる『LX-380』と『D-380』ではありますが、いずれも単なる懐古趣味で終わらせない、新時代の真空管アンプとCDプレーヤーです。貴方のお好みの音楽を、ぜひ真空管サウンドで心ゆくまでお楽しみ下さい。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

DENONの新製品「DA-310USB」、好評ご予約受付中です!

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みな様、こんにちは!

本格的に朝晩が冷え込むようになり、布団から出るのが徐々に遅くなっているとうふです。
そんな朝には速暖の石油ファンヒーターが欲しくなりますよね。
最近のモデルは特に点火速度が速いようなので、我が家にある10年オーバーのファンヒーターもそろそろ買い替え時か。。。
そんな石油ファンヒーターが豊富で安い、特集コーナーはこちらより。

さて、本日は新製品のご案内です。

デノン
ハイレゾ対応USB-DAC/ヘッドホンアンプ
DA-310USB

11月10日に発表のあったDENONのUSB-DAC/ヘッドホンアンプの「DA-310USB」です!

前モデルにあたるDA-300USBからガラリとデザインが変わり、DENONのコンパクトシリーズと同じ外観になりました。
肝心のヘッドホンアンプ部には上位モデルの「DNP-2500NE」にも採用したフルデジタルアンプ回路「DDFA」を採用!これはとうふ的には非常に気になります!

DNP-2500NEはネットワークプレーヤーやUSB-DACの面が目立っていますが、実はヘッドホンアンプ部も優等生!
その傾向を引き継いでいるのならば。。。音キレの良さとエネルギッシュな表現力に期待してしまいます!

USB-DAC部もDSD音源の場合は11.2MHz、PCM音源の場合は32bit/384kHz対応と機能強化が図られており、最新のハイレゾ音源にも対応。
さらに3段階のゲイン切替機能により、ハイエンドヘッドホン等の高インピーダンスなヘッドホンにも対応。。。とまさに死角なし!

卓上においても場所をとらない縦置きにも対応。
その場合の横幅は65mm(メーカースペックより)と非常に省スペース。
場所をとらない、ハイエンドヘッドホン環境を手軽に実現します。

発売が12月中頃と、少し先ですが非常に楽しみな製品です。

そんな「DA-310USB」は現在好評ご予約受付中ですので、ご検討の際はお早めにお申し付け下さいませ!
※年末に差し掛かるため、初回ロット以降納期が遅れる場合があります。
※シリーズ第一弾のPMA-50の際は長期欠品しました。。。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

こんなオーディオが欲しかった! ユニークなオーディオシステムKRIPTON『 KS-9Multi 』

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ハイエンドオーディオ担当の "あさやん"です。
本日は、ヘッドホンマニアの方にこそ使っていただきたい、充実の機能と高音質のオールインワン・ハイレゾデジタル・オーディオシステム、KRIPTON『 KS-9Multi 』を自信をもってご紹介します!
こんなオーディオが欲しかった!と思えるような、ヘッドホンでは絶対に味わえない素晴らしい音の世界が体感出来ます。


ヘッドホンマニアにおすすめのユニークなオーディオシステムが登場!


ヘッドホンの大ブームが、いまだ続いています。テレビでヘッドホン特集があった夜、おかげさまでJoshin webには評価の高かったヘッドホンの注文が殺到しました。その状況はおよそ1週間ほど続き、完全に品切れ状態となってしまいました。

これ程のお客様の反応が、我がピュアオーディオでもあったらなぁ…とつくづく思います。かつてのCDプレーヤーの発売当時(1982年)のように…。

さて、気を取り直して、そんなヘッドホンマニアの方にこそ使っていただきたいユニークなオーディオシステムが先日発売されました。試作品は9月中旬に、日本橋1ばん館で試聴済みです。そのユニークさ、革新的なフィーチャー、さらに音質について、今回レポートいたします。

スピーカーリスニングの魅力を語る!

私がなぜヘッドホンを仇のように毛嫌いするのか、まずはその当たりから説明してまいります。かつて私も若かりし頃は、オーディオテクニカのヘッドホン第一作目の「ATH-1」をはじめ、スタックスのイヤースピーカー各種、ゼンハイザーの銘機「HD-414」「HD-580」を所有した経緯があります。

しかしこれらは、オープンデッキやカセットデッキでのエアチェックの際のモニターに供していたもので、スピーカーの代わりにしたことは一度もありません。

その理由こそ、ヘッドホンでは避けられない「頭内定位」であり「頭上定位」です。本来、眼前から出ているはずの音が、頭の中やてっぺんから聞こえるのですから、こんな不自然なことはありません。

ただ、今のヘッドホンブームの仕掛け人ご本人が、おそらく最初からヘッドホンリスニングからのスタートで、スピーカーリスニングをほとんど経験されていないので、それが当たり前と考えていらっしゃるのだと推察します。

しかし、ヘッドホンが耳の鼓膜しか振動させないのに対して、スピーカーリスニングの魅力は、部屋の空気を振動させ、鼓膜を含め身体全体を振動させることで、現実のコンサート会場やスタジオでのサウンドの再現が可能と言うことです。これは、こと音楽鑑賞においては根本的な、まったく相容れない違いだと私は思います。

確かに、ヘッドホンは夜間や音の出せない環境でお使いになるのは便利ですし、野外でのリスニングには必需です。もちろん私も、通勤電車内ではイヤホンを使っていますし、ヘッドホン・イヤホンの使用を全面否定するつもりは毛頭ありません。

ただ、お部屋のスペースや環境が許すなら、やっぱりスピーカーリスニングをメインと考えていただきたいのです。ぜひとも、お部屋の空気を振動させていただきたいのです。

そんなヘッドホンリスナーにこそお使いいただきたいオーディオシステム(アクティブスピーカー)が、KRIPTONの新製品『KS-9Multi』です。

ヘッドホンリスナーにこそお使いいただきたい、KRIPTON『 KS-9Multi 』とは?

『 KS-9Multi 』は、同社の人気アクティブスピーカー「KS-7HQM」の大幅なグレードアップ版です。2012年に、アンプ一体型スピーカー+USB入力というスタイルをいち早く「KS-3HQM」で提案したのが、KRIPTONでした。

その「KS-3HQM」を超高域60kHzまで再生するツィーターを加え、2ウェイ化。さらに、フルデジタルアンプでバイアンプ駆動にして、2014年に発売されたのが「KS-7HQM」です。このコンセプトの賛同者も多く、20万円を超える価格にも関わらず、異例なほどのヒット作となったのです。

そのKRIPTON「KS-HQM」シリーズのトップエンドモデルが今回ご紹介する『 KS-9Multi 』です。ベーシックな部分は「KS-7HQM」から継承していますが、「KS-7HQM」では192kHz/24bitの音源までの対応だったのに対し、「DSD:2.8MHz(DoP)」に対応したのに加え、今一部のオーディオメディアや最先端を自認するオーディオファイルが注目する最新配信フォーマット「MQA」に対応した世界初のスピーカーシステムなのです。

これら最新のハイレゾ・マルチメディア(MQA、リニアPCM、DSD)に対応したことで、型番の後ろに「Multi」が付いたのです。

『 KS-9Multi 』に内蔵されたデジタルオーディオ回路は、最新(従来の2倍の容量)のXMOS(※1)によるDDC(D/Dコンバーター)、FPGA(※2)によるDSP、さらにデジタル・クロスオーバー・ネットワークによるフルデジタルバイアンプ駆動を行い、コンパクトな筐体ながら総合160W(40W×4)を叩き出します。バイアンプとすることで、2ウェイの高域と低域の互いの干渉を防ぎ、極めて歪みの少ない高音質を実現出来たのです。
(※1:プログミングによって回路変更できる基板、※2:設計者が構成を設定できる集積回路)

スピーカーユニットには、超高域60kHzが再生可能な30mmリングダイヤフラム・ツイーターと84mmウーファーを採用。エンクロージャーはラウンドフォルムの8mm厚のオールアルミ製、さらにフォールデッド(折り返し)ダクトによるチューンドバスレフ方式の採用で、小型とは思えない豊かな低域再生が実現したのです。

また、設置条件によって生じるミラー効果(低音増加)を防ぐため、付属リモコンで低音調整が可能なことに加え、スピーカーベースとネオフェードカーボンマトリックス3層材によるインシュレーターを採用することで、安定感のある中低域を実現できたといいます。

スピーカーグリルには、音の透過性が良く高級感のある西陣絹織を採用し、おしゃれにもなっています。付属のUSBケーブルも「特許取得デュアル構造」のKRIPTON「UC-HPR1.0」が奢られています。入力端子は、デジタルはUSB/光/HDMI、アナログはステレオミニと豊富に用意されています。

『 KS-9Multi 』は、これらあらゆるチャレンジにより総合力を高めたことで、小型アクティブ・スピーカーシステムとしては限界とも感じる進化を遂げたのです。

試聴しました。

この『 KS-9Multi 』の設計者である渡邉勝氏(※3)自らが日本橋1ばん館に来館され、製品説明のあと、パソコンの各種音源による試聴を行いました。
(※3:渡邉氏は、かつて日本ビクター在籍中に「SX-3」をはじめ数々の銘機を世に送り出した、私が尊敬する日本を代表するスピーカー技術者です。)

その前に、「MQA」について少し説明しておきます。「MQA(Master Quality Authenticated)」は、英国メリディアンが提唱した新しいオーディオ配信方法です。神経工学に基づいた音質改善と、ロスレスでありながら既存技術よりもデータ圧縮率を大幅に高めて、ダウンロードやコピーを高速化するとともに、「音楽の折り紙」という方法で容量の節約など使い勝手を向上させたものです。

これにより従来のPCM録音では避けて通れなかった時間軸の悪化によって、本来の信号の前後に発生する「リンギング(響き)」を10分の1に抑えたと言います。

試聴は、まずKRIPTONが配信しているPCM:192kHz/24bitとDSDから始めました。試聴室が大きすぎるため、2mの視近距離でニアフィールド・リスニングを行いました。

通常の小型ブックシェルスピーカー並の音圧が得られ、6畳程度の普通のお部屋ならこれで十分と感じました。PCMからDSDへの切り替えもまったくノイズのないスムーズなもので、安定感も抜群でした。PCMではエッジの効いた明快なサウンド、DSDでは粒子の細かな爽やかなサウンドが得られ、それぞれの特徴をはっきりと再現できていました。

次に、「MQA」でエンコードされたKRIPTONのオリジナルソフトを聴かせていただいたのですが、「これがロスレス?」とにわかには信じられない音質で、ちょうど先程のPCMとDSDの中間的なサウンドでした。

というのも、PCMであるにも関わらず、ある種いつも感じる「にじみ」「ボケ」が感じられないのです。DSDのように実に素直でクリアなサウンドなのです。しかし解像度は維持できており、まさにいいとこ取りのサウンドでした。

確かに「MQA」は、まだこれからのフォーマットですが、すでにこのコーナーで紹介済みの、米国マイテックのD/Aコンバーター「BROOKLYN DAC」にも採用されており、今後のHiResストーリミング配信の主流のフォーマットになる可能性が高いと思います。

ヘッドホンマニアをはじめ、こんなオーディオが欲しかったとお考えの方も多いと思います。てんこ盛り機能で高音質のオールインワン・ハイレゾデジタル・オーディオシステム KRIPTON『 KS-9Multi 』をハイエンド担当の私が自信を持ってお勧めします。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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